ワカマツ出荷ピーク 門松や正月飾りに 茨城・神栖

ワカマツの出荷準備に追われる作業場=神栖市矢田部

門松など正月飾り用のワカマツの出荷作業が、生産量トップシェアを誇る茨城県神栖市でピークを迎えている。

同市矢田部の生産農家、長谷川泰明さん(61)の作業場では、パート従業員ら約30人が、約3年かけて育て、刈り取ったワカマツの余分な枝切りや等級別の選抜作業などに追われており、今月中旬まで続く。長谷川さんは「今年は猛暑だったため、水やりが大変だったが、いいものができた」と振り返った。

ワカマツは天に向かって真っすぐに伸びることから縁起物とされ、全国各地から引き合いがある。幹が太く葉の緑が濃いものが高い等級になるという。

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