冬の到来を告げる「落ち葉たき」 日光二荒山神社中宮祠

 8日は二十四節気のひとつで、暦のうえでは冬の到来を告げる立冬です。奥日光の神社ではこの時期の風物詩となっている「落ち葉たき」が行われました。

 神職と巫女が竹ぼうきを使って境内の落ち葉を集めています。日光二荒山神社中宮祠では立冬の日に境内の落ち葉を集めて燃やす「落ち葉たき」を行っていて、この時期の風物詩となっています。

 今年(2023年)は、夏の暑さが長引きましたが10月下旬の急激な冷え込みで一気に紅葉が進んだといいます。去年(2022年)は、真っ赤に染まっていた境内のモミジやツツジは、すでに紅葉を終えていて、去年の2倍ほどの量の葉が落ちていました。

 神社によりますと、8日午前10時の境内の気温は12度で立冬としては例年より暖かかったということです。

 また、日光二荒山神社中宮祠では11日に男体山の閉山祭が行われます。今年は去年の約3万2千人を超える登山客が訪れたとみられていて、コロナ禍前の数字に戻りつつあるということです。

 さらに来月(12月)には、世界遺産の日光二社一寺で、すす払いが行われます。

 落ち葉たきをきっかけに、日光は本格的な冬支度が始まります。

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