スペシャライズドからエンデューロE-MTB「Kenevo SL2」が登場

スペシャライズドは11月8日、オールマウンテンスタイルのライドに最適化された新しい電動マウンテンバイク、Kenevo SL2を発表しました。

Kenevo SL 2の車体は、6種類のジオメトリーの設定が可能なFact 11rカーボンフレームを採用。6種類のセッティングからハンドリング特性を変更し、ライダーのスタイルや走る地形とマッチさせましょう。ヘッドアングルは62.5、63.5、そして64.5度に、BBハイトは上下に6mm変えられます。また、6つのバーと6つのピボットを駆使して高い安定性と反応性のあるハンドリングを目指している6バーサスペンションを搭載。重心を低く中心に配置することで、ライダーは安定しつつも、トレイルでの敏捷な乗り心地を実現できます。

他にも、ショックのコンプレッション側に新たに追加されたテンションリンクは、レバレッジレシオとアクスル軌道の独立した調整を可能にし、これによりスプリングとダンパーの性能が飛躍的に向上しました。アクスル軌道はわずかに後方に設定されており、これが障害物への衝突時にホイールを後方へ逃がすことで、衝撃をスムーズに吸収します。ペダリング時にはアンチスクワット特性を発揮し、効率的な走行を支えます。

さらに、Kenevo SL 2のレバレッジレシオ設計は、小さな凹凸を正確に捉え、ミッドストロークではしっかり踏ん張り、大きな衝撃があった際には、フルストロークで柔軟に対応する能力を持っています。このため、ライダーはモーターから供給される力をロスなく路面に伝え、高速走行でも安定したパフォーマンスを享受することができます。

モーターはLevo SL2やCreo 2に先行して搭載されていたSpecialized SL 1.2 モーターで、最大出力320W、最大トルク50Nm、急な坂も楽に登ることができ、320Whの内蔵バッテリーにより最長5時間のライドが楽しめます。さらに160Whのレンジエクステンダーを追加することで、7時間半の走行が可能になります。

車体に装着されたMasterMind TCU(Turbo Control Unit)は、ライド情報を表示し、アシストレベルをリアルタイムで調整でき、無線でのアップデート対応に加えて、Specializedアプリと連携し、アシストパワーのカスタマイズや航続距離の調節、盗難防止のためのシステムロックなど、さまざまな機能が提供されます。

同シリーズの最上位モデル「S-Works Turbo Kenevo SL 2」は、1,815,000円(税込)という価格で提供されており、S2およびS3のサイズ展開があります。カラーバリエーションは、GLOSS BLACK LIQUID METAL / BRUSHED LIQUID METAL / BLACK BRUSHED CHROMEと、GLOSS RUSTED RED / REDWOOD / WHITE MOUNTAINSの2色があります。

一方で、やや手が届きやすいモデル「Turbo Kenevo SL 2 Expert」は、1,353,000円(税込)で提供され、S2からS4までの3つのサイズが用意されています。このモデルにはGLOSS OBSIDIAN / METALLIC OBSIDIAN / TAUPEの1色のカラーバリエーションがあります。

シリーズ中でもっともお求めやすい「Turbo Kenevo SL 2 Comp」は、1,100,000円(税込)で、S3サイズのみの展開です。カラーはGLOSS DOVE GREY / SMOKEとなっており、シンプルかつ洗練された外観をしています。

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