5年前に日光で行方不明のフランス人女性 兄・ダミアンさんが日光警察署を訪問し捜査資料求める

 5年前の2018年7月、日光市に観光で訪れ行方不明となったフランス人女性の兄が8日、フランス大使館の関係者らと日光警察署を訪れて、フランス当局が要請している捜査資料の提供を改めて求めました。

 行方が分からなくなっているのは、フランス人女性のベロン・ティフェヌ・マリー・アリックスさん41歳です。

 ベロンさんは5年前の2018年7月28日、日光市に観光で訪れ翌日の29日にパスポートや荷物を残したまま宿泊先から外出したのを最後に行方が分かっていません。

 8日は、ベロンさんの兄・ダミアンさんがフランス大使館の関係者らと日光警察署を訪れて約2時間半、栃木県警の担当者らと意見を交わしました。

 ダミアンさん「時間をかけた質問に対応してくれたことは感謝している。理解できたのは捜査資料すべてがフランスに渡っているわけではないこと。フランスも国連もこの件でどう日本が動いていたか分からない状況」。

 ダミアンさんはフランス当局が要請している捜査資料の提供を改めて求め「必要な情報が得られていない十分な捜査情報が開示されれば納得できる」と訴えました。

 ダミアンさん「日本の警察がやってきた捜査が国連やフランスに伝わることが重要だと考えている」

 県警は、事件と事故の両面で捜査を続けています。

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