世界を獲りに行く!ハンバーガー日本代表2チームが本場アメリカでの世界大会に挑戦

3日間で7万人の動員数を記録するなど大盛況となった『Japan Burger Championship 2023』(以下、JBC)。今年6月、横浜赤レンガ倉庫で行われたこの大会を制し、日本一の座を手にした『Burger Big Bang Project(バーガー・ビッグバン・プロジェクト)』と、前年のチャンピオン『SHOGUN BURGER(ショーグン・バーガー)』の2チームが、ハンバーガーの本場アメリカで世界の強豪たちに挑む。

◆賞金総額6400万円超の“食の祭典”

両チームが出場するのはアメリカ・テキサス州の都市ダラスで開催される“世界最大のフードスポーツの祭典” 『World Food Championships』(以下、WFC)だ。制限時間や、使用食材、参加人数など、限られたルールの下で、「食」をテーマに戦うフードスポーツ。ドキドキの緊迫した空気、MCによる実況、腕利きのシェフが織りなす超絶技巧の数々、そのライブ感あふれる大会の熱気、真剣勝負の模様はJBCの記事でお伝えした通りである。

※『Burger Big Bang Project(バーガー・ビッグバン・プロジェクト)』優勝時の記事はこちら

全米各地と世界14カ国以上から集まった1400人のシェフが、「ステーキ」「シーフード」「バーベキュー」など12種目に分かれて、料理の味、見た目、 そして調理の正確さで競い合うWFC。「ハンバーガー」もそのうちの1部門というわけだ。

各カテゴリーの優勝チームの賞金は、日本円にして約150万円(1万ドル)。さらに優勝したチームは、2024年春に「ファイナル・テーブル」と呼ばれる各部門のチャンピオンが集結して戦う最終ステージに進出。そこで優勝した「統一チャンピオン」には、約2240万円(15万ドル)の賞金が贈呈される。大会の賞金総額は約6400万円(43万ドル)となっており、その規模感はまさにアメリカンドリームという言葉がぴったりだ。

◆“世界を獲りにいく”日本代表2チームの意気込みは?

出場チームはWFC本部に認定された予選で優勝する必要があり、JBCが日本予選という位置付けだ。日本からはJBC2023年大会で優勝した『Burger Big Bang Project』と、去年WFCで見事TOP10入りを果たした『SHOGUN BURGER』がシード枠で出場する。

それでは両チームのヘッドシェフに意気込みを聞いてみよう。まずはJBC2023大会を、肉肉しさ満載の「ハッシュドクランチMEAT BOMB」で制した『Burger Big Bang Project』の渡邊貴広ヘッドシェフだ。

渡邊ヘッドシェフ コメント
「日本人と致しまして、アメリカは代表食ハンバーガーを作り続けて参りました。これまで集成しました経験を惜しみなく披露し、日本の発想ならではのハンバーガーを世界の皆様に味わって頂きたいと思います。今の日本でのハンバーガーに対する愛情や発想など周知して頂き現日本内にて日々邁進(まいしん)されているハンバーガー文化へのレベルを向上させようとしている姿勢を観て頂きたいと思っております」

そして脳を揺るがす暴力的な旨さが自慢の『SHOGUN BURGER』は、WFC2022年大会で見事6位に入賞。JBC2023には審査員として参加し、「日本代表として、(Burger Big Bang Projectと)2チームで世界を獲りにいく」と、力強く語っていた扇谷厚子ヘッドシェフは・・・

扇谷ヘッドシェフ コメント
「去年初めてフードスポーツという競技に参加して、いろんなことを感じ、またハンバーガーについて改めて向き合った一年となりました。沢山の自分たちの思いを込めながらもハンバーガーを通して世界の方に喜んでもらえるような、一口食べて思わず笑顔になるようなそんなハンバーガーを作って参ります。日本人魂、熱い気持ちを込めて!!!」

◆“国際的な味”をテーマに20チームが激突

世界各国から集まった20チームが激突する予選ラウンドは、現地時間11月10日(金)に行われる予定。ハンバーガーの本場アメリカを始め、フランス、韓国、ドバイなどの店舗が参加し、各地域それぞれ異なるハンバーガーに対するアプローチが見どころとなりそうだ。
各チーム90分の制限時間の中で、「International Flavors」ズバリ“国際的な味”をテーマにハンバーガーを完成させることになる。

審査のポイントは3つ。味が50%、調理工程の正確さが35%、そして見た目が15%という割合だ。美味しいハンバーガーであるのはもちろんのこと、国旗や装飾など、どの国や地域の特徴を取り入れているのか、審査員にわかるような見た目でなくてはならないそうだ。

JBC2023年大会では、カツオと昆布の合わせ出汁や、天ぷらにしたブロッコリー、さらにはホワイトビールを食材として使うなど、各店舗が独自のアイデアを駆使してしのぎをけずった。WFCでも過去に水牛や鹿肉のハンバーガーが登場したこともあったそうで、バラエティ豊かなハンバーガーに目を奪われる、食欲の秋にぴったりの一大イベントとなりそうだ。各チームとも予選のレシピをすでに提出済みとのことで、ハンバーガー世界一の座を争う熾烈(しれつ)な戦いはすでに始まっている。entaxでは予選・決勝ラウンドともに見どころ、結果をお伝えする予定だ。

【World Food Championships 2023】
開催期間
全体 :2023年11月8日(水)~12日(日)5日間(現地時間)
ハンバーガー部門 :予選ラウンド11月10日(金)(現地時間)
決勝ラウンド11月12日(日)(現地時間)

写真提供:JapanBurgerChampionship

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