中島健人、シェアハウスが舞台のラブコメ「リビングの松永さん」で主演。髙橋ひかると年の差恋愛を展開

中島健人が、フジテレビ系で2024年1月にスタートする火ドラ★イレブン「リビングの松永さん」(火曜午後11:00=関西テレビ制作、開始日未定)で主演を務めることが分かった。さらに、ヒロインとして髙橋ひかるが共演する。

「リビングの松永さん」は、岩下慶子氏の同名漫画が原作。さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスに住むグラフィックデザイナーの堅物アラサー男子と、ひょんなことから同じシェアハウスに同居することになったピュアで一生懸命な不器用な女子高生が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していくラブコメディーだ。

中島が演じるのは、29歳のデザイナー・松永純。仕事はできるが、曲がったことが大嫌いで、上司のやり方に反発して勤めていた大手デザイン事務所を退職し、フリーランスとして働いている。一見がさつなようだが、情に厚く面倒見がいい。何事にも一生懸命で強がる高校生・園田美己(髙橋)を放っておけず見守っているが、美己の母親から“保護者”として美己を託されており、恋愛対象としては全く意識していない。そんなところから、少しずつ10歳の年の差を超えた同居人同士の距離感0(ゼロ)の関係がどのように変化するのか!? 注目だ。

高橋が扮(ふん)する美己は、都内の女子高に通う高校2年生。明るくけなげで一本気な性格で、思い立ったら即行動してしまう。両親が祖父母の切り盛りしていた地方の旅館を継ぐことになり、家族全員で引っ越すことになった。友達思いの優しい心の持ち主で、同じ学校の友人との絆も強く、一緒に卒業しようという約束もあったため、転校を阻止したいと考え、今の学校から通える距離に住む叔父に相談。すると、松永たちが住むシェアハウスを紹介されて住み始める。

今回のオファーを受け、中島は「個人的には、しばらく社会派で武骨な作品が続いていたので、久々のラブストーリーです。20代最後の、寒い季節にキュンとできる作品に出合えてよかったです」と喜ぶ。一方、髙橋は「少し前に先生役を演じたこともあるので、この先、生徒役を演じることがないのかなと案じていましたが、女子高生の役を演じさせていただく機会をいただけて光栄です。きちんと美己を演じられるように頑張りたいと思っています」と意気込んでいる。

原作に関しては、中島は「ほっこりするお話の中で、一人一人のキャラクターの個性が強いので、全く飽きがこないし、松永さんと美己の関係がどうなっていくんだろうかという部分を、1シーン1シーンごとに期待させてくれる、原作だなと思いました」、髙橋も「あまり実生活でキュンキュンすることがないんですけど、原作では胸が『ウー』っとなるシーンがたくさんあって。シェアハウスに住んでいるみんなの様子を見ていて幸せな気持ちになりましたし、私が実際に原作を読んで感じた幸せを、ドラマを見てくださった方々にもお届けできたらなと思っています」と、それぞれ感想を述べる。

また、演じる役について、中島は「僕自身は一つの物事に没頭してしまい、周りから『熱くなりすぎだよと』言われるタイプ。松永さんも同じで、デザインに対してのこだわりとか、その作品に対しての熱みたいなものが、自分と通ずるものがあるなと。かつ、人に評価を聞いてはみたものの、自分が考えた評価ではなかった場合、ちょっと怒るところも似ていますね(笑)。だから共通点は、一つのことに没頭できるところ、無我夢中になれるところがすごく似ているなと思いました」と分析しつつ、共感を寄せる。

髙橋は「美己は自分と正反対だなって思いました。すごく真っすぐで、感じたことをちゃんと心で素直に捉えられるのがすてきだなと思うし、その真っすぐさが周りを動かす原動力になっていたりするのが見ていていいなと。真っすぐに生きている姿は、背中を押してあげたくなるし、見守りたくなる。そんな姿を表現できたらいいなと思います」と心境を語る。

さらに、シェアハウスが舞台である物語にちなんで、自分自身に関する共同生活の向き不向きに対して、中島は「このドラマに主演させていただく立場として言っていいのか分かんないですけど、向いてないです(笑)。僕は自分の住んでいる場所に、誰かがいるっていう感覚が本当に想像できなくて(笑)」と素直に話し、「家族は大丈夫だけど、家の中で物の置き場所の住所が全部決まっているんですよ。それがちょっとずれていたりすると、住所を勝手に変えないでと思う。共同生活するとそういう部分が気になっちゃうだろうと考えた時に、松永さんは結構ハマり役かも」と、演じる役との共通点を見いだしている。

髙橋も共同生活は「駄目だと思います」と同様の回答。しかし、「私、修学旅行でさえおなか痛くなっちゃうタイプで…。だから、憧れます。共同生活を送る仲間がいるということがすごくすてきなので、これまで思ったことがなかったですが、この漫画を読んで経験したくなりました」と、憧れはあることを明かした。

そして、最後に中島は「自分としても、本当に久々のラブストーリーで、視聴者の方をキュンとさせるのが非常に楽しみです。人恋しくなる季節のドラマなので、皆さんの気持ちや心のどこかが温かくなってくれるとうれしいです。頑張ります!」、髙橋も「『リビングの松永さん』を見てくださった皆さんが、年の始まりがすごくあったかい気持ちでスタートできるようなドラマをお届けできたらなって思っています」と、それぞれアピールしている。

ドラマを担当する萩原崇プロデューサーは「大人だけど大人じゃない、子どもだけど子どもじゃない。この原作に登場してくるキャラクター全員が、今の自分を精いっぱい背伸びして、大人であろうとするも、本当のところは恋に仕事に人生に、いろいろな壁にぶつかって悩んで迷って、シェアハウスという距離感の近い場所で、互いを思いやり助け合っていく。そんな人たちがとても愛くるしくて、人間関係の距離感を感じがちなこの時代に、周りの相手にもっと踏み込んでいく勇気をくれた気がしました。堅物で一本気という、新たな魅力の中島健人さんと、失敗ばかりでもめげない猪突猛進な髙橋ひかるさんの、年の差ラブストーリーを楽しみにしていてください」と呼び掛けている。

© 株式会社東京ニュース通信社