15歳がPGAマンデー突破 “恋に落ちた”青いパターとツアーデビュー

愛用のパターを説明するオリバー・ベッシャート(提供GolfWRX)

15歳のオリバー・ベッシャートは、54ホールで行われた地元予選会の最終日に「68」をマークし、今週の「バターフィールドバミューダ選手権」でPGAツアー初出場を果たす。

タイトリストのドライバー(提供GolfWRX)

バミューダ在住のベッシャートは昨年、この大会でボランティアをしたばかりだった。今週、彼は同じ舞台でプレーするのである。予選会からの大会出場を決めたベッシャートは、ザ・ロイヤルガゼット紙に対し、「これがこの1年間の目標でした。今それが実現し、まだ実感はありませんが、とても興奮しています。去年、僕はトーナメントスタッフの皆さんと一緒にここで働き、ここでの仕事を目にしました。今年の大会に参加できることがとてもうれしい」と述べた。

愛用するアイアン(提供GolfWRX)

大会の開幕を直前に控えた水曜日に、PGATOUR.comはベッシャートを取材してバッグの中身を拝見した。バッグにはタイトリストのクラブ13本が入っており、その内訳は、「TSR2」のドライバーと3番ウッド、タイトリスト「T100S アイアン」、そしてタイトリスト「ボーケイ SM9 ウェッジ」(54度、59度)となっている。

T100S アイアンは、標準モデルのタイトリスト「T100」と比べ、2度ストロングロフトとなっており、打ち出し角とスピン量が低めで、飛距離の出るモデルとなっている。しかし、彼がバッグの中で一番気に入っているクラブは、目を見張る青い「MYPUTTER」のマレット型パターである。

このスイス製のMYPUTTERは、独特の設計が施されたマレット型パターであり、丸みのあるフェースがボールの横滑りを軽減し、早めの転がりを助長しつつ、寛容性とスピードの一貫性の高さを実現している。ベッシャートにとって、このパターの追加はゲームを劇的に向上させる引き金となった。

2014年以降では、PGAツアーでプレーした最年少選手となる(提供GolfWRX)

ベッシャートはPGATOUR.comの動画で、「バッグで一番のお気に入りはこれ(パター)です。今は、このパターでとても上手くいっています。特別なところは小さい丸みのあるフェースで、これがインパクト直後のボールの転がりを良くしてくれます」と説明。

「このパターメーカーのオーナーと一緒にプレーしたことがあり、試させてもらったんです。数週間後、このパターと恋に落ち、パットが決まり始めました。そして、スコアも数オーバーから数アンダーに下がったので、それ以来ずっとこのパターをバッグに入れています」と述べた。

このままいくと、ベッシャートは2014年以降では、PGAツアーでプレーした最年少選手となる。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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