稲見萌寧が来季の米ツアー挑戦を表明 「全力で挑戦したい」

稲見萌寧が来季の米ツアー挑戦を表明した(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 事前(9日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6741yd(パー72)

前週の日米ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」で米ツアー初優勝を飾った稲見萌寧が9日、2024年シーズンの米ツアー参戦を表明した。

前週の勝利で来季の米ツアーメンバーになる資格を得たが、稲見はかねて日本ツアーの永久シード(通算30勝)獲得が目標であることを公言していた。日本ツアー13勝目ともなった「TOTO―」の優勝会見では「チームで相談して、これからどうするか話し合って決めたい。“フィフティ・フィフティ”(50対50)でお願いします」と話していた。

今週の「伊藤園レディス」開幕前日の会見では、「日本ツアーでずっと戦っていくとは言ってきたけど、引退して、将来のことを考えても米ツアーで戦った経験は私の人生のひとつになると思う。チームのみんなもサポートしてくれるって後押ししてくれたので」と決断に至った経緯を説明した。

今後は、米ツアーメンバー登録の締め切りとなるシーズン最終戦「CMEグループ ツアー選手権」開催週の13日(月)午後5時(日本時間14日午前7時)までに手続きを済ませ、来季の本格参戦に備える。「(永久シード)挑戦は一時保留。(米国内の)移動がけっこう大変だと思うし、不安は大きいけど全力で挑戦していきたい」と力を込めた。(千葉県長南町/内山孝志朗)

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