北朝鮮とロシアの協力を懸念 米韓外相、日本と3カ国連携確認

韓国の朴振外相(右)と会談するブリンケン米国務長官=9日、ソウル(ロイター=共同)

 【ソウル共同】ブリンケン米国務長官と韓国の朴振外相は9日、ソウルで会談した。北朝鮮が核・ミサイル開発を強行し、ウクライナ侵攻を続けるロシアと協力を深める状況への懸念を共有し、日本を含む3カ国で連携して対応する方針を確認した。

 米韓両政府は13日にソウルで定例の安全保障協議を開き、オースティン米国防長官が参加する。これに合わせた日米韓の防衛相会談も調整中。3カ国は北朝鮮のミサイル情報を即時に共有するシステムの早期稼働へ準備を進める。

 北朝鮮は8日、両長官の訪韓が「アジア太平洋地域に新たな戦雲をもたらす」と反発した。国際問題評論家の分析の体裁で朝鮮中央通信が報じた。

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