火災による死者は8人、うち5人が高齢者 消防職員が高齢者の自宅を訪問し火災予防呼びかけ 秋の全国火災予防運動

秋の全国火災予防運動が9日から始まったのにあわせ、愛媛県松山市内では、消防の職員らが1人暮らしや寝たきりの高齢者の自宅を訪問し、火災予防を呼び掛けています。

松山市郊外で1人暮らしをしている84歳のお年寄りの自宅には、西消防署の職員ら4人が訪れました。

職員らは、台所でガスの元栓が閉まっているかなどを確認したあと、電気プラグとコンセントの間にほこりがたまらないよう気をつけることや、暖房器具の周りに燃えやすいものを置かないよう呼び掛けていました。

松山市内で去年1年間に火災で亡くなった人は8人で、そのうち5人が高齢者だということです。

高齢者
「1人だから少し心配はある。台所の間隔が狭いから、袖などに油や火がつかないようにしないといけない」

西消防署・松本一慶消防司令補
「これからは寒くなり暖房器具を使う機会も増えます。正しい使用方法を守っていただき火災予防に努めて頂けたらと思う」

秋の全国火災予防運動は今月15日まで行われ、松山市消防ではおよそ1200人の高齢者の自宅を訪問する予定です。

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