踏み切り事故を防ごうと、愛媛県伊予市内にあるJR四国の車両基地で訓練が行われ、子どもたちが列車に緊急事態を知らせたり踏切内から脱出したりする手順などを学びました。
「踏切事故防止キャンペーン」に合わせて、JR四国の車両基地で行われた訓練には、地元・伊予市にある伊予小学校の3年生が参加しました。
中では、児童らが踏切内で動けなくなった車から脱出し、警報器に設置された非常通報ボタンを押すまでの手順や、発煙筒の使い方といった、列車に緊急事態を知らせる方法を学びました。
そして、踏切に設置された遮断機の棒が、力を加えると簡単に持ち上がることを体験していました。
また、自転車などで踏切を横断する際には、タイヤがレールのすき間に挟まらないよう、レールに対して直角に進入する必要があることも教わっていました。
参加した児童
「めちゃくちゃ楽しかった。閉じ込められたときも、遮断機の棒を上げて脱出することがよく分かった」
四国運輸局によりますと、踏切内での接触事故は減少傾向にあるものの、四国4県では昨年度、12件の事故が発生し、6人が犠牲になったということです。