グレイトフル・デッド、“Billboard 200”トップ40歴代最多記録達成 故エルヴィス・プレスリー/フランク・シナトラに並ぶ

グレイトフル・デッドが、米ビルボード・チャートの記録で故エルヴィス・プレスリーと故フランク・シナトラに並んだ。バンドが、67年の歴史を持つ米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”のトップ40に送り込んだ作品数が、2人のレジェンドとタイとなった。

グレイトフル・デッドは最新ライブ・アーカイブ盤『Dave’s Picks, Volume 48: Pauley Pavilion, UCLA, Los Angeles, CA, 11/20/71』で通算58作目のトップ40入りを達成した。本作は、11月11日付の“Billboard 200”で初登場33位を記録した。3枚組CDの本作には、1971年11月20日に米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のポーリー・パビリオンで録音された未発表ライブが収められている。また、1970年10月24日に米セントルイスのキール・オペラ・ハウスで行われたコンサートのライブ音源もボーナス・トラックとして今作に収録されている。

『Dave’s Picks』は、グレイトフル・デッドのライブ・アーカイブ・リリース・シリーズだ。バンドのアーキビストであるデヴィッド・レミューにちなんで名付けられたこのシリーズはCDのみかつ数量限定で、2012年の初リリース以来、人気を保ち続けている。なお、“Billboard 200”のトップ40にチャートインしたグレイトフル・デッドの全58作のうち、40作が『Dave’s Picks』シリーズとなる。

以下、1956年3月に毎週発表されるようになって以来、“Billboard 200”トップ40入りしたアルバムが最も多いアーティスト上位となる。

58作:グレイトフル・デッド
58作:エルヴィス・プレスリー
58作:フランク・シナトラ
54作:バーブラ・ストライサンド
51作:ボブ・ディラン
48作:ザ・ローリング・ストーンズ

データ・トラッキング会社ルミネートによると、『Dave’s Picks, Volume 48』は、11月2日までの1週間で全米にて19,000アルバム換算ユニットを獲得し、“Billboard 200”に初登場した。ユニットはすべて、従来の形態で販売されたアルバム・セールスによるものだ。

“Billboard 200”は、ルミネートによって集計され、アルバム換算ユニットで測定される複数の消費指標に基づき、その週に全米で最も人気のあるアルバムを順位付けしたものだ。ユニットは、アルバムの販売数、トラックごとのデジタル販売をアルバム・ユニットとして換算した“トラック・イクィヴァレント・アルバム(TEA)”と、ストリーミング再生数を換算した“ストリーミング・イクィヴァレント・アルバム(SEA)”で構成される。1ユニットは、アルバム1枚の販売、もしくはトラックごと10曲のデジタル販売、またはアルバム収録曲のオフィシャル音源と動画の3,750回の無料ストリーミング再生数もしくは1,250回のストリーミング再生数に相当する。

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