ノーベル平和賞受賞者の訴え 「戦争紛争を止めてほしい」【長野・軽井沢町】

戦争の根絶へ。
8日、ノーベル平和賞の受賞者が軽井沢町に集まり世界平和へのメッセージを呼びかけました。

■タワックル・カーマンさん(2011年受賞 イエメン)
「人類を脅かす戦争紛争を止めてほしい。日本も国としてぜひ立ち上がってほしい。今がまさにあなたたちの出番です」

ノーベル平和賞の受賞者5人が軽井沢町を訪れました。イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突やロシアによるウクライナ軍事侵攻で多くの市民が犠牲になっていることに強い危機感を示しています。

■ジョディ・ウィリアムズさん(1997年受賞 アメリカ)
「ガザ地区の難民キャンプが空爆を受けた時。イスラエルはこう話した。『一人のテロリストを狙ったのだ』と。それならそこにいた子どもたちを殺したのはなんだったのか、母親たちを殺したのはなんだったのか」

ハマスが実効支配するガザ地区ではこれまで1万人以上が命を落としそのうち4割以上が子どもだとされています。

■ジョディ・ウィリアムズさん(1997年受賞 アメリカ)
「戦争において良いことなど何もありません。暴力は悲しみそのものです。暴力は恐ろしいものです」

催しは、平和の実現を目指す一般社団法人が主催しました。代表が長野県出身であることから軽井沢町での開催が実現しました。
それぞれの視点からの意見を交わす貴重な機会となりました。

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