【福岡】島グルメ満載「志賀島 潮騒ヨイ祭り」2023年11月11日(土)・12日(日)開催

金印が発見されたことで知られる、福岡市東区にある「志賀島」。今回は、11月11日と12日に初めて開催される「志賀島潮騒(しおさい)ヨイ祭り」の楽しみポイントをご紹介します。秋風に吹かれ、美しい島の景色を楽しみ、旨いものに舌鼓を打つ。志賀島の夜に灯る約900の提灯、島内外からの25の露店やキッチンカー、ウェルカムドリンクなど、魅力的な要素が盛りだくさんです。

秋風に吹かれ、美しい島の景色を楽しみ、旨いものに舌鼓を打つ。新たなる伝統となるべく誕生した『志賀島 潮騒ヨイ祭り』が、11月11日と12日に初めて開催されます。志賀島の夜に灯る約900の提灯、島内外からの25の露店やキッチンカー、ウェルカムドリンクなど、魅力的な要素が盛りだくさん。この秋、島の祭りに参加しませんか?

福岡市東区の「志賀島」ってどんなところ?

志賀島は福岡の人々にとっては身近なリゾートアイランド。全国的にも珍しい砂州でつながった美しい半島です。この島には歴史的な文化やパワースポットが点在し、多くの人に愛されています。

福岡市の中心部から、車でも船でも行ける場所に「志賀島」はあります。

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会

金印が発見されたことで知られる、福岡市東区にある「志賀島」。

砂州で陸続きとなった全国的にも非常に珍しい陸繋島は、「福岡のモンサンミッシェルのよう」と称されています。

歴史的文化やパワースポット、新鮮な魚介や果樹など、コンパクトながら大きな魅力が凝縮される島です。

また、島の南端には、金印が発見された場所に「金印公園」があります。

提供:福岡市

この「金印公園」は、天明4年(1784)、志賀島の農民甚兵衛が、大石の下から「漢委奴國王」金印を発見したと伝えられる場所。

この金印は西暦57年、後漢の光武帝が倭国の使者に与えたものです。

現在、国宝に指定され、福岡市博物館に展示されています。昭和48年に九州大学が、平成元年と5年には福岡市教育委員会がこの付近の調査を行いましたが、金印に関係する遺構は発見されませんでした。また古記録の調査でも、出土地や発見者について疑義が出されており、金印出土の謎はいまだ解決されていないという、歴史的ロマンの香る場所でもあります。

海をはさみ能古島の也良岬と向かい合う公園の入口には、「漢委奴國王金印発光之処」記念碑が建っています。園内には志賀島を中心とした古代の地図、福岡の地と関係の深かった中国の古代史家で文学者でもあった郭沫若の詩碑などがあります。

『志賀島 潮騒ヨイ祭り』開催の経緯

こうした多くの魅力を持つ志賀島。この『志賀島 潮騒ヨイ祭り』は、地域と市が連携して、島のさらなる活性化のために、利便性の高い公共交通である市営渡船を使って多くの人に来訪してもらうことを目的としています。

全国的な流れではありますが、志賀島も人口減少が進んでおり、その課題として「地域の伝統文化の維持を含めたコミュニティの維持」「市営渡船や路線バスなど、地域住民の“生活の足”の維持」が必要という背景があります。

これに対し、これまでも複数の取り組みをしていますが、より本質的な地域の経済の活性化を模索すべきということで、今回の開催に至ったそう。

活性化案として今回のイベントが実施されるポイントは、

①まちのシンボルでもある歴史ある志賀海神社とそこにつながる参道を核とした、賑わいづくりを進めたい。

②渡船や路線バスの維持のためにも、イベントを開催し、地域の魅力を伝えることが必要。

の2点。

ついては、志賀島を訪れる人の「目的地化」「滞在化」と「交通渋滞の緩和と地域経済の活性化」として、イベントには船を積極的に使ってもらう形になりました。

また、主催の「志賀島にぎわいづくり実行委員会」には地域の方や事業者が入っていることに加え、自治会、漁協、商工会、地域の金印太鼓グループ、神社、参道沿いの家々の方々など、地域連携し進めています。

協力の方法はさまざまですが、そのひとつに名前や企業名が書かれた芳名提灯があります。

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 写真はイメージです

また、イベントのキービジュアルは、山と海の恵みを受ける志賀島をイメージしています。島の魅力と、それを育んできた歴史、そしてこれからの未来に目を向けるきっかけになることを願って作成されました。

さらに、「志賀島での滞在」を選択肢に入れてもらいたい、という点での提案に、地域のお宿(今回は4施設)を、特別にインスタグラムで紹介しています。

ということで、今回のイベントの開催地は、志賀島の東側エリアとなります。

志賀島の守り神である志賀海神社の参道を使ったイベントは初の試みになります。

志賀海神社は、古来より「海神の総本社」「龍の都」と称えられ、玄界灘に臨む海上交通の要衝である博多湾の総鎮守として志賀島に鎮座し、信仰されています。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)によってご出生された綿津見三神を奉祭しています。また、志賀島北部の勝馬に「表津宮」「仲津宮」「沖津宮」の三社が建てられていたといわれています。

南北朝の頃には衰微しましたが、大内持世が再興し、さらに豊臣秀吉が50石を寄進しています。 小早川隆景、黒田長政なども崇敬していました。

こうした歴史ある半島で、グルメやお酒を楽しみ、あえて船で行って帰ってくる、という体験は、デジタル化が進む昨今、改めて時の流れを違った角度で感じることのできる体験になるのではないでしょうか。

公式インスタグラムをフォローすると、乗船券購入時に1割引きになる特典もありますので、ぜひ詳細は下記をチェックしてみてください。

『志賀島 潮騒(しおさい)ヨイ祭り』初開催の注目ポイント

今回初開催の『志賀島 潮騒ヨイ祭り』は、「海と山の恵みに感謝する島の収穫祭」をテーマに、島内外の美味しいもの、楽しいものが集結!

さらに、港から参道、そして志賀海神社へと、島の町並みが提灯で彩られます。船で来島された方には、無料の振る舞い酒も!海と山の恵みに感謝する島の収穫祭へぜひ足を運んでみてください!

開催概要・場所・おすすめアクセス

■名称: 志賀島 潮騒(しおさい)ヨイ祭り
■開催日程:2023年11月11日(土)・12日(日)12:00~20:00 ※少雨決行、荒天中止
■参加費: 無料
■開催場所: 志賀島港西側駐車場
(福岡市東区志賀島411-44 志賀島旅客待合場所 MAP)
志賀海神社参道・志賀海神社
■おすすめアクセス: 博多ふ頭から市営渡船志賀島行に乗船(約30分)
■主催: 志賀島にぎわいづくり実行委員会、福岡市
■詳細はこちら@shiosai_yoimatsuri

志賀島 潮騒ヨイ祭りの楽しみポイント7

祭りのお楽しみは、渡船、横丁、提灯、神社と大きく4つ。初登場の「志賀海潮騒横丁」で賑やかな露店を楽しむも良し、地元の人気店や実店舗に入って過ごすも良し。

夕方前に小高い山の上に鎮座する志賀海神社で海を眺め、提灯の夜景を楽しみながら、潮騒横丁へ戻ってくれば、祭りの最高潮を味わえます。島の祭りらしい、大漁旗や金印太鼓も登場予定です。

1. 乗船前に!公式インスタグラムをフォローするとお得に!

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

福岡市営渡船往復乗船券購入時に、フォロー画面を見せて祭りへの参加を伝えると1割引きが適用されます。@shiosai_yoimatsuri

2. 下船後、専用カウンターでウェルカムドリンクをもらおう!

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

島へのアクセスは船がおすすめ。約30分のクルーズで島に着いたら、まずは乾杯!市営渡船で入島する人には、ウェルカムドリンクの振る舞いがあります(なくなり次第終了)。

さらに、乗船券購入時に、祭りの公式SNSをフォロー&参加表明をすると乗船券が1割引きになります。

3. 志賀海潮騒横丁(西側駐車場/メイン会場)

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

島内外の海の幸・山の幸の美味しいもの、射的や金魚すくい、ワークショップ、占いなどが体験できる楽しいものが大集結!約25店の露店やキッチンカーが連なります。※提灯の絵付け体験などもあります

4. 地元の参加店舗も要チェック!

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

メインストリートから小脇に入ったこだわりの店舗も複数アリ!露店だけでなく、実店舗にふらりと立ち寄ってみるのもオススメです。

5. 幻想的な軒下提灯

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

参道の軒下につるされた約70灯の提灯も幻想的。祭り全体では約900にも!

6. 志賀海神社を彩る約650灯の提灯夜景

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

小高い山の上に鎮座する、博多湾の総鎮守「志賀海神社」には、入り口から境内にかけて約650灯の提灯が飾られます。宵に浮かび上がる提灯夜景は神秘的かつ圧巻です。

7. 帰り際も美しい夜景を堪能

(C)志賀島にぎわいづくり実行委員会 ※画像はイメージです

島の祭りを楽しんだ後はナイトクルーズ。船から眺める島の提灯夜景や博多港の夜景も最後まで楽しめます。

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2023年秋は、志賀島の魅力をめいっぱい体感しに行ってみてはいかがでしょうか。

【お問合せ先】
志賀島 潮騒ヨイ祭り運営事務局
メール: yamahome.yoimatsuri@gmail.com
インスタグラム: @shiosai_yoimatsuri

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