“被買収市議”控訴審 河井元大臣の証人尋問却下 広島高裁

河井夫妻を巡る大規模買収事件で一審で有罪判決を受けた広島市議の控訴審弁論が行われ、弁護側が求めた河井克行元法務大臣の証人尋問が棄却されました。

広島市議の石橋竜史被告(52)は4年前の参議院選挙で河井元大臣から妻の案里元議員を当選させるための報酬として現金30万円を受け取った罪に問われています。

一審では罰金25万円などの有罪判決を受け、判決を不服として控訴していました。

9日、広島高裁で行われた控訴審で、弁護側は「河井元大臣から電話があるのは選挙協力を求めるときのみとした一審の判決は事実誤認」だとする控訴趣意書を提出しました。

一方、検察側は「控訴の趣意に理由はなく控訴は棄却されるべき」と指摘しました。

弁護側は選挙以外でも電話が来ることを証明するために河井元大臣の証人尋問を求めましたが、広島高裁は「必要ない」として棄却し、弁論を終結しました。

判決は12月20日に言い渡される予定です。

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