熊野町の高齢者施設で殺人未遂 男に有罪判決 広島地裁

同じ高齢者施設に入所する男性の頭などを複数回はさみで刺し殺害しようとした男の裁判で、広島地裁は男に有罪判決を言い渡しました。

広島県熊野町の無職の男(80)は去年9月、熊野町の高齢者施設で同じ施設に入所している男性の頭や胸などをはさみで数十回刺し殺害しようとした罪に問われています。

広島地裁は、事件前から被害者に何度も『ばか』と言われ腹を立てていたとはいえ、男が取った行動は一歩間違えれば被害者を死に至らしめる危険なものだったとしました。

また、治療費を支払うなど反省の態度を示してはいるものの、被害者本人への謝罪はなく、再犯に及ぶ不安が残るなどとして、男に対し懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。

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