11月10日から竜王戦の第4局にのぞむ将棋の藤井聡太八冠(21)が、9日、会場の北海道小樽市に到着し、意気込みを語りました。
北海道の小樽運河が見渡せる観光名所「浅草橋」にやって来た藤井八冠、10日から小樽で竜王戦七番勝負の第4局にのぞみます。
相手は同学年の伊藤匠七段(21)。
ここまでの竜王戦は藤井八冠が3連勝で、第4局で勝てば前人未到の8大タイトル独占後、初防衛を決めることになります。
将棋界最高峰の竜王戦、第4局は10日午前9時に始まります。
(藤井聡太八冠)
「第4局は大きな一局になると思うが、意識しすぎず普段通り集中して対局に臨みたい」
藤井八冠が伊藤匠七段の挑戦を受ける「竜王戦七番勝負」。
2人は9日午後5時から、10日に対局が行われる旅館「銀鱗荘」で、空調や照明を確認したり駒を選んだりする検分を行いました。
この銀鱗荘は明治時代にニシン漁で財を成した実業家の住宅を移築したもので、国の登録有形文化財になっています。
ことし8月には王位戦も行われ、藤井八冠が勝利した相性の良い場所です。
竜王戦は、ここまで3連勝の藤井八冠。
このまま負けなしで将棋界最高峰のタイトルを3連覇するのか、注目の第4局は10日午前9時に始まります。