人材養成学院を推進する弁公室設置

法曹界の年次イベント「香港法律週2023」が11月6日から5日間連続で湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催されている。7日付香港各紙によると、今年のテーマは「世界を繋ぎ、前進する」。林定国・司法長官は歓迎スピーチの中で「香港法律週間は香港の毎年恒例の旗艦イベントである。2021年の参加は基本的にオンライン参加に限定されていた。今年2023年に直接参加できるということは、香港の重要なイベントであることを示している」と述べた。林長官は「一国二制度の下、香港には祖国の支援や世界とのつながりなど優れた利点があり、今後もスーパーコネクターとしての役割を果たしていく」と指摘。法曹人材の育成を強化するための学院の設立を促進するため、来年、特別弁公室を設置することを明らかにした。

香港法律週は5日間連続で開催され、専門家や学者が国際法協力、調停、仲裁、粤港澳大湾区、「一帯一路」による契機などの問題について議論する。今年初めて特別会議が開催され、司法長官が香港版国家安全法に関する質問や誤解に直接答える。今年は初めて、広東省、香港、マカオからの質疑応答と模擬法廷セッションが追加された。また、若者向けのインタラクティブなセッションもあり、3か所の若手法律代表が大湾区における契機について話し合うほか、「新世代の法の支配」セッションでは、学生が法の支配について話し合う。

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