映像通報システム「ライブ119」とは 広島・東広島市消防局

急病や火災の通報者にスマートフォンのカメラ機能で現場の映像を送ってもらう新たなシステムの導入が県内で広がっています。

■消防指令員「119番消防です。火事ですか?救急車が必要ですか?」

「119番の日」の日にちなみ、東広島市が「ライブ119」と呼ばれる映像通報システムを実用化しました。このシステムは通報を受けた消防が必要と判断した場合、通報者にショートメッセージを送ります。通報者が記載されたURLを開くとカメラ画面に切り替わり現場の様子を司令員に伝えることができます。

■東広島市消防局・指令課 池田紀夫さん

「傷病者の呼吸状態が分からない場合現場の状況を把握する場合応急手当の方法が分からない場合などを想定しています」

言葉では伝わりにくい状況に映像という「視覚情報」が加わることで、現場に向かう消防や救急隊の活動方針が決めやすくなり救命率の向上も期待されます。

■東広島市消防局・指令課 池田紀夫さん

「市民の皆様の協力があってこそ成り立つものですのでよりこのシステムを知ってもらい協力をよろしくお願いします」

県内の消防局で「ライブ119」を導入するのは東広島市が8例目です。今後、講習会などで周知していきたいとしています。

《2023年11月9日》

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