ソロス財団、より安全な代替ニコチンが喫煙率の大幅な低下につながることを示す新しい白書を公表

ワシントン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ソロス財団は、日本のパシフィック・アライアンス総研とスウェーデンのコンサルティング会社Scantech Strategy Advisorsと提携し、「より安全な代替ニコチンは有効」と題した政策文書を発表しました。この文書では、スウェーデンと日本で、より安全な代替ニコチンが喫煙率の低減に成功してきた方法について説明しています。

「より安全な代替ニコチンは有効」は、スウェーデンと日本での経口ニコチンおよび加熱式タバコの喫煙率への影響を調査したもので、4か国における電子タバコの使用を研究した「電子タバコは有効」に続くものです。こちらの研究は、電子タバコを採用した国々(英国、フランス、カナダ、ニュージーランド)で、喫煙率の低下が世界平均の2倍だったことを示しました。

日本では、加熱式タバコ製品の導入により、男性の喫煙率が初めて30%未満に著しく低下し、それまでの停滞状態を抜け出しました。

喫煙率が5.6%のスウェーデンは、今年中に「無煙化」となる見通しです。近年の喫煙率の低下は、2019年に導入されたニコチンパウチの台頭に起因します。

ソロス財団の研究によれば、両国の消費者は、より安全な代替品に移行したようです。そして政策立案者の重要な役割は、これらの代替品が利用可能で存続することを保証することでした。より安全なニコチンが禁煙を大いに助けることはデータで確認されています。電子タバコ、加熱式タバコ、ニコチンパウチ、スヌースなどのより安全なニコチン製品を使用することで、喫煙率は急速に低下しています。

ソロス財団のバイスプレジデントであるロレンゾ・モンタナリは、この調査結果について次のようにコメントしています。

「より安全なニコチンによって、文字通り世界中で命が救われています。英国、カナダ、ニュージーランド、フランスと同様に、スウェーデンと日本での実績から、より安全な製品を利用できる環境があれば、多くの人々がそれを選ぶということが証明されました。これで私たちは、高喫煙率の害と戦うために必要なツールを手に入れました。世界中の政府はこれから、市民がより良い選択をすることができるように支援を行うべきです。」

スウェーデンと日本が喫煙率の低下に成功したことは、包括的なタバコ対策戦略の効果を示しています。この両国では、代替ニコチン製品を規制し、公共衛生を優先しました。スウェーデンと日本の実績は、喫煙を減少させ、無煙化の選択肢を奨励しようとする国々にとって重要な教訓です。より安全な代替ニコチン製品を使用可能にし、適切な規制を実施することで、各国は公衆衛生を大幅に改善し、喫煙問題に取り組むことができます。

本文書の全文は、https://tholosfoundation.org/wp-content/uploads/2023/10/Tholos-Safer-Nicotine-Works.pdfからご覧いただけます。

成人のタバコ製品およびニコチン製品の使用率―スウェーデン公衆衛生庁(https://folkhalsomyndigheten.se/)

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