2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会(園芸博)に向け、運営主体の国際園芸博覧会協会(同市中区)は9日、会場エリアの大半を占める国有地を無料で借り受ける契約を結んだと発表した。特措法に基づき、財務省横浜財務事務所が29年3月末まで貸し付ける。
上瀬谷通信施設跡地(同市瀬谷、旭区)で開かれる園芸博の整備対象区域は約100ヘクタールで、このうち約80ヘクタールが会場となる。250ヘクタール弱の上瀬谷跡地には民有地(約45%)と国有地(同)、市有地(約10%)が混在しているため、市が土地区画整理事業を進めている。