こども園でハンドソープの容器に誤って消毒液を入れる 豊田市

テレビ愛知

豊田市内のこども園でハンドソープの詰替えを行う際に、誤って消毒液として使用していた次亜塩素酸を補充していたことが9日にわかりました。

今回の事案が起きたのは豊田市立ひかりこども園です。市によりますと、8日から9日にわたって、こども園に複数の保護者から「子どもが以前着用していた衣類に色落ちした部分がある」と相談がありました。職員が園内を確認したところ、屋外の手洗い場に設置されたハンドソープ容器のひとつに、消毒液として使っていた次亜塩素酸ナトリウムが入っていたということです。

市は園への聞き取りから、混入したのは10月下旬ごろでハンドソープと消毒液の詰替え用ボトルの大きさや形が似ていたことや保管場所が近かったことが原因として考えられるとしています。

園に通う6人の園児の衣服が色落ちするなどの影響がありましたが、健康被害は今のところ報告されていないということです。すでに園内のハンドソープは新品のものと交換していて、詰替え用ボトルの保管場所も変更したほか、取り違えの注意を促す掲示物も設置したということです。

市の担当者は、「重大なミスと受け止めている。たまたま被害が出なかっただけで、一つ間違えれば目の失明なども起こりえた。今後こういったことないように、管理と確認を徹底することを周知する」と話しています。

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