全国の30歳以上のレスリング選手が参加した第1回の「ジャパンマスターズ・オープントーナメント金沢大会」が11月3日、石川県金沢市・いしかわ総合スポーツセンターで開催された。全国のレスリング愛好者に試合の機会をつくり、金沢の魅力を感じてもらおうと、金沢市レスリング協会が企画。全日本マスターズ連盟などの後援のもとでスタートした大会。
全日本マスターズ連盟の吉田義勝会長や馳浩・日本協会副会長（石川県知事）が姿を見せ、選手を激励した。
DivisionF（61～65歳の部）58kg級では、世界ベテランズ選手権に11度出場し、11個のメダルを手にしている橋浦晋さん（宮城・小松島支援学校）と、全日本選手権2位の実績持つ鈴木貫太郎さん（三恵海運＝帝塚山大コーチ）の日体大の先輩後輩の対戦が実現。杭州アジア大会王者の長谷川敏裕（三恵海運）ら現役選手の応援を受けた鈴木さんが勝ち、オリンピック出場が内定している同社の日下尚（男子グレコローマン77kg級）への景気づけをした。
同社からはDivisionG（66歳以上の部）70kg級に、最年長選手として西村盛正さん（日大OB）が出場したが、東海大監督の平野博一さん（神奈川・ヒラノクラブ）に敗れて2位だった。
地元からは、DivisionA（35～40歳の部）100kg級で茄子野陽介（石川・金沢市協会）さん、DivisionD（51～55歳の部）78kg級の山下勝さん（石川・石川県立志賀高教）が優勝した。
金沢で開催された全国大会にちなみ、特別賞として、大会後援団体の金沢文化スポーツコミッションから、金沢の伝統工芸のひとつで、「水引」という手作業で制作された贈答品や祝儀の際に欠かせない盾が下記の3選手に贈呈された。
【最高齢者賞】西村盛正（三恵海運） 74歳
【最遠方賞（北）】橋浦晋（宮城・小松島支援学校教）
【最遠方賞（南）】神内伸司（岡山県レスリング協会）
各階級の成績は下記の通り。同協会は来年以降の継続開催に意欲を見せている。
▲パリ・オリンピックの代表選手を輩出し、波に乗る三恵海運から3選手が出場。2選手が優勝と健闘した＝同社提供
▲熱戦試合。全日本マスターズ選手権に続くステータスの大会となるか＝金沢市協会提供
マスターズの部
【DivisionA（35～40歳の部）】
▼58㎏級［1］松本卓弥（京都・あみのクラブ）
▼78㎏級［1］岩井康輔（京都・舞鶴クラブ）、［2］遠藤太嘉志（新潟・巻っずクラブ）
▼88㎏級［1］川岡司（三重・松坂クラブ）
▼100㎏級［1］茄子野陽介（石川・金沢市協会）
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【DivisionB（41～45歳の部）】
▼62㎏級［1］藤田康人（兵庫・東はりま特別支援学校）
▼70㎏級［1］野口耕平（兵庫・一心館神戸西）、［2］橋本勇保（愛知・日進クラブ）
▼78㎏級［1］沼田隆志（神奈川・高等工科学校）、［2］高橋順平（宮城・政宗道場）、［3］山崎秀夫（東京・銀河道場）、小堀正展（群馬・PALAISTRA）
▼88㎏級［1］北川幸一（三重・松坂クラブ）
▼100㎏級［1］森岡直樹（兵庫・ALSOK）
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【DivisionC（46～50歳の部）】
▼62㎏級［1］小林洋祐（三重・松坂クラブ）、［2］寺本了（群馬・PALAISTRA）
▼70㎏級［1］山口純（三重・松坂クラブ）、［2］水島大二郎（東京・銀河道場）
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【DivisionD（51～55歳の部）】
▼58㎏級［1］山内浩生（岐阜・美濃加茂クラブ）、［2］富川一八（東京・SKアカデミー）
▼62㎏級［1］玉木悟（東京・銀河道場）、［2］蛎崎誠（富山・高岡市農業協同組合）、［3］村上学（兵庫・一心館神戸）
▼78㎏級［1］山下勝（石川・石川県立志賀高教）、［2］小林史明（大阪・茨木教室）
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【DivisionE（56～60歳の部）】
▼58㎏級［1］粟田義信（新潟・巻っずクラブ）、［2］三谷勝慶（大阪・作業所りんの）
▼70㎏級［1］中村満良（東京・豊島区協会）、［2］サヘビモハラム（東京・アカデミア・アーザ）、［3］尾藤広光（京都・京都東山）
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【DivisionF（61～65歳の部）】
▼58㎏級［1］鈴木貫太郎（兵庫・三恵海運）、［2］橋浦晋（宮城・小松島支援学校教）、［3］松澤徹（東京・太田章クラブ）、長瀬孝志（岐阜・美濃加茂クラブ）
▼100㎏級［1］神内伸司（岡山・岡山県協会）
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【DivisionG（66歳以上の部）】
▼62㎏級［1］山路明（兵庫・三恵海運）
▼70㎏級［1］平野博一（神奈川・ヒラノクラブ）、［2］西村盛正（兵庫・三恵海運）、［3］安田昭司（静岡・静岡クラブ）
▼88㎏級［1］押田博之（東京・木口道場教室）
フレッシュマンズの部
【A（30～45歳の部）】
▼62㎏級［1］齊藤俊（三重・四日市ジュニア）
▼100㎏級［1］齋藤元博（神奈川・全日本プロレスジュニア）、［2］佐々木太一（神奈川・横浜市立秋葉中教）
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【B（46歳以上の部）】
▼62㎏級［1］川村大治郎（三重・四日市ジュニア）
▼70㎏級［1］赤間紀史（東京・太田章クラブ）
▼78㎏級［1］ライインロン（東京・SKアカデミー）、［2］杉本伊知郎（東京・太田章クラブ）
▼100㎏級［1］三好登志彦（鳥取・HIDE’SKICK！倉吉）
女子の部
【A（30～45歳の部）】
▼53㎏級［1］古谷史織（茨城・伊藤工業）、［2］三浦佐和（東京・銀河道場）
