上三川町女子高生死体遺棄事件 不同意性交疑いで男再逮捕

 10月19日の未明、上三川町の路上でレンタカーの中から女子高校生の遺体が見つかった事件で、警察は9日、不同意性交の疑いで無職の男を再逮捕しました。

 不同意性交の疑いで再逮捕されたのは、埼玉県熊谷市に住む無職の安栖達也容疑者28歳です。捜査関係者によりますと、安栖容疑者は10月17日から18日にかけて、高校生が16歳未満だと知りながら乱暴した疑いが持たれています。

 強制性交罪などを不同意性交罪と改めた7月に施行の改正刑法では、被害者が13歳から15歳の場合、5歳以上年上の人による行為は暴行や脅迫などがなくても処罰の対象となります。

 警察は、10月19日未明、安栖容疑者のレンタカーの後部座席で高校生の遺体を発見し、死体遺棄の疑いで安栖容疑者を現行犯逮捕しました。司法解剖の結果、高校生は首の圧迫により17日前後に窒息死していました。警察は、安栖容疑者が高校生の死亡のいきさつも知っているとみて捜査しています。調べに対し安栖容疑者は黙秘しているということです。

 また宇都宮地方検察庁は9日死体遺棄の容疑については処分を保留としました。

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