住宅用火災警報器 適切な管理を 岡山駅東口広場で市消防局が啓発

JR岡山駅の利用者に警報器の点検を呼びかける岡山市消防局職員ら

 住宅用火災警報器の「イイテンケンの日」の10日、岡山市消防局は市民に適切な管理や設置を呼びかける啓発活動をJR岡山駅東口広場で行った。

 市消防局職員と市消防団員計13人が参加。機器のひもを引いたりボタンを押したりして正しく作動するか確認する点検方法や、寝室、階段など市条例で定められた設置場所を記したチラシを駅利用者に手渡し「点検をお願いします」と促した。

 警報器は2011年に設置が完全義務化された。10年程度で劣化するとされ、多くの家庭で交換時期を迎えている。市消防局予防課は「警報器が作動し逃げ遅れを防いだ例がある。電池切れや故障がないか定期的にチェックして」としている。

 同課によると6月1日現在、市内の設置率は83.3%で、設置場所が適切かどうかを示す条例適合率は75.4%。イイテンケンの日は市消防局が2020年度に定めた。

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