競争入札で情報漏洩…町の職員など3人略式起訴【長野・南木曽町】

南木曽町が2021年に実施した建設工事の指名競争入札を巡り、最低制限価格を漏らした罪で、町の職員を含む3人が略式起訴されました。

南木曽町の「妻籠町並み交流センター」。この建設工事の指名競争入札をめぐり、公契約関係競売入札妨害の罪で木曽福島区検察庁に略式起訴されたのは、町の男性職員1人と、落札した共同企業体の担当者2人です。

起訴状によると、職員が会社役員に最低制限価格を漏らし、会社役員など2人が最低制限価格で入札し落札したとされます。町によると職員が会社役員から電話で具体的な金額を述べたうえで「合っているか」と聞かれ、最低制限価格を伝えました。職員は後悔と自責の念から警察に自首したということです。

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