増える特殊詐欺 被害額は県内ですでに7億円超え 被害防止へ全国初 NTTなど大手通信4社と県警が協定 広島

増加する特殊詐欺の被害を防止するため、広島県警は大手通信会社と協定を締結しました。

広島県警と協定を結んだのは、固定電話や携帯電話サービスを提供する4社です。警察が4つの社と協定を結ぶのは全国初だということです。

この協定によって、特殊詐欺の発生を県警からリアルタイムで共有できる情報共有体制を構築したり、電話機に防犯機能を取り付けるサービスの普及を促進したりします。今後は、県警からの情報発信だけでなく、協力して特殊詐欺被害の防止に取り組むことにしています。

広島県警 生活安全部 浜本博志 部長
「しっかりと連携をとらせていただき、増加傾向にある特殊詐欺被害に歯止めをかけていきたい」

県警によりますと、県内のことし1月からの特殊詐欺の被害は、先月末時点で約7億2000万円にのぼっていて、すでに去年1年間の被害額を上回っています。

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