テイラー・スウィフト、2023年に全米で売れたアナログ盤の約15枚に1枚を占める

2023年に米国で売れたアナログ盤の内、圧倒的な割合がテイラー・スウィフトの作品だったことが判明した。データ・トラッキング会社ルミネートによると、11月2日までの2023年に、彼女のアルバムは2,484,000枚をヴァイナルで売り上げた。これは、アナログ・アルバムの総売上枚数(38,585,000枚)の6.43%に相当し、15枚に1枚に近い割合ということになる。

テイラーの今年のレコード売上の大部分は、最新作『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』によるもので、10月27日に発売後、11月2日に終わる初週に全米で693,000枚を売り上げた。この数字はテイラー自身が2022年に『ミッドナイツ』の初週に記録した575,000枚を上回り、ルミネートが1991年にセールスの追跡を開始して以来、アナログ盤のアルバムとしては単独で最大の売上週の記録を更新した。

テイラーの優れたレコード・セールスの数字は、カタログが大抵複数のコレクタブルなバージョンで発売されていることによって後押しされている。アーティストが複数のバージョンのレコードをリリースするのは珍しいことではなく、彼女だけがしているわけではない。

2023年のレコード売上第2位はラナ・デル・レイで、アルバム全体で501,000枚を売り上げた。

テイラーは2022年と2021年に米国で最もレコードが売れたアーティストであり、2022年には1,690,000枚(市場総数43,460,000枚)、2021年には1,093,000枚(市場総数41,770,000枚)を売り上げた。2021年1月から2023年11月2日までに販売されたアナログ・アルバムの総数は1億2,376万2,000枚だ。その内、テイラーは5,273,000枚を販売し、これはレコード市場の4.26%に相当する。

2023年は今のところ、アナログで最も売れたアルバムTOP10の内5枚がテイラーのもので、その内4枚はTOP5に入っている。彼女の最新作『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』は、前述の通り初週693,000枚を売り上げ、今年最大のセールスを記録している。2位、3位、5位にはそれぞれ、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(406,000枚)、『ミッドナイツ』(367,000枚)、『フォークロア』(201,000枚)がランクインしている。『ラヴァー』は151,000枚を売り上げ9位にランクインし、テイラーにとって5作目の年間TOP10入り作品となった。

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