自民・高木国対委員長は分かってない!日本維新の会・遠藤敬衆院議員が語る国会運営の裏側とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年11月9日に公開された動画ではゲストに日本維新の会衆院議員の遠藤敬氏をお招きし、国対委員長の仕事について語っていただきました。

遠藤氏が怒っている人物とは?

【このトピックのポイント】
・野党でも与党でもない「ゆ党」だから国会の無駄を問題提起できた
・再任のあいさつがない自民党高木毅国対委員長は「野党対策が分かってない」
・有権者のニーズに合わせてタイムリーに法案を提出できるのが維新の強み

遠藤氏のプロフィールは以下の通りです。

中山太郎後援会の青年局長も務めていたものの、若い頃が政治家が嫌いだったと語る遠藤氏。民主党政権の時に中山氏に強く進められたことが政治の道に進むきっかけだったとのことです。

子どもの頃から秋田犬を飼い続けた縁で、6年前から秋田犬保存会の会長を務めています。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして遠藤氏に回答していただきました。

維新の国対委員長の大変さは?

国対委員長の仕事内容について「裏方であることは間違いない」と遠藤氏。建設現場の現場監督に例えつつ、国会が円滑に進むようマネジメントし、必要に応じて指示を出す仕事だと語りました。

各党の国対委員長を見てみると、遠藤氏は共産党の穀田恵二氏に次いで長くその職を務めており、今年で8年目です。

遠藤氏は自身の国対委員長としての実績について「与党でもない野党でもない隙間の国対委員長」とコメント。「憲政史上、僕だけだと思います」と続けました。

それまで、野党のあり方は1つの塊となって同じ方向性で与党に対峙するというものでしたが、そのことで審議が止まることは生産性がなく、国民のためにならないと遠藤氏は感じていたとのこと。

その状況を打開すべく、遠藤氏は野党側にも与党側にもつかないという戦法に出ました。そうすることで予算委員会などで野党全員退席という状況を避け、審議を続けられるようにしたのです。

このことは維新に対する「ゆ党」「自民党の補完勢力」といった批判にもつながりましたが、遠藤氏は「自民党に頼まれてやっているわけではない」と反論。

審議を続けられるようにすることで税金の無駄遣いを防ぐことになるとし、「それが国会運営の僕の役割だった」とコメントしました。

官僚のタクシー代増の要因となっていた深夜国会を取りやめたことについても「ゆ党の成果物の1つですね」と笑い飛ばしました。

これまで他党の国対委員長と対立したエピソードについて問うと、遠藤氏は自民党の高木毅氏や立憲民主党の安住淳氏に言及。ただ、最低限のルールの範疇のなかでもこと、と説明しました。

一方で、高木氏に対しては憤懣やるかたない思いがあるようです。本来あるべき再任の挨拶がなかったとのことで「1番大事な野党対策っていうのを分かってないというか、考えていない」とコメントしました。

維新のおすすめ法案は?

臨時国会で積極的に法案を提出している維新。7日には地方議員選挙における居住要件の撤廃を含めた選挙等改革推進法案を提出しています。

遠藤氏は議員立法について、国民のニーズに合わせてタイムリーに提出することが重要だとコメント。タイミングの合わないものは国民の理解も政党間の調整も進まないとのことです。

また、維新の政調会はそのような国民のニーズを感じ取り、対応できるだけの瞬発力を持っていると遠藤氏は太鼓判をおします。

その背景には大阪発の地域政党として大阪府民・市民のニーズをキャッチアップしてきたセンスとそれを具現化してきた実績があると遠藤氏。「国民生活の中で感じていることをタイムリーに法案として具現化、表現していると思いますけどね」とコメントしました。

MC伊藤由佳莉が先日提出された選挙等改革推進法案に言及すると、遠藤氏は昨今の投票率の低さに言及し「選挙制が悪いというけど政治家も悪いんだと思う」とコメント。

国会が凪の状態であることや減税政策などを挙げ、政治家が自分たちの保身ばかり考えていると思わせてしまう状況が政治不信、ひいては投票率の低下につながっていると提起しました。

動画本編はこちら!

政治的駆け引きの裏側!国対委員長の難しさとは?

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