【すごいぞ第3世代!】DAIWAベイトリール『タトゥーラ TW』が4年振りのフルモデルチェンジ!基本性能さらにアップで究極のグローバルベイトリールに!

遂にフルモデルチェンジを果たしたDAIWAの大人気ベイトリール「TATULA(タトゥーラ)」!今モデルは3代目にして、日米DAIWA協同プロジェクトである「Project-T」の節目の10周年にあたるモデル。初代モデルは日本だけでなく北米市場にも大きなセンセーショナルを巻き起こし、2代目もさらなる機能の向上で世界中のアングラーから支持されるグローバルベイトリールとなった。果たして3代目はsどのような進化を果たしたのか。

●文:ルアマガプラス編集部

23タトゥーラ TW(DAIWA)

【スペック】

DAIWAベイトリールの新・未来基準「HYPERDRIVE DESIGN」も初搭載!

グローバルベイトリールとして、高い基本性能とタフコンセプトを核にこれまで多くの支持を得てきたタトゥーラ。

第3世代となる今作もそのコンセプトは変わることなく、さらなる基本性能の向上が図られている。その大きな要因となるのがDAIWA両軸リールの真・未来基準である「HYPERDRIVE DESIGN(ハイパードライブデザイン)」が搭載されているのだ。

ハイパードライブデザインとは、高い基本性能が永く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めた、DAIWAベイトリールにおける新しい設計思想である。

NEWタトゥーラTWには下記の3つのテクノロジーが盛り込まれている。

― 23タトゥーラ TWに搭載されるハイパードライブデザインテクノロジー

【ハイパードライブデジギア】強く滑らかな回転が持続し続けることを追求したベイト(両軸)リールにおける新設計のギアシステム。耐久性に直結するギアの歯のモジュール(大きさ)は小さくせず噛合い率アップを達成し、初期の滑らかさが長く続くことを実現させたDAIWA独自のテクノロジー。
【ハイパーアームドハウジング】内部構造を高剛性、高精度でしっかりと支え、精緻な巻き心地とパワーを生む筐体システム。要であるフレームに金属素材を用いることが必要条件で、サイドプレートやセットプレートとの組合せにより、基本性能をさらに長く発揮し続けることを可能にする。
【ハイパータフクラッチ】何千回、何万回でも摺動し続けるメリハリのきいたオン・オフ性能だけでなく、塩分濃度の高い海水域でも極めてトラブルの少ないクラッチシステム。過酷なソルトシーンにおける固着修理件数を、当社比で既に99%削減する実績をもたらした、最先端の絶縁構造を誇る。

ハイパードライブデザイン2021年よりフルモデルチェンジを果たした「ジリオン SVTW」から搭載されており、以降リリースされたベイトリールには搭載され、多くのアングラーから支持を得ている。特にジリオンに関してはDAIWA契約外のアングラーからも高い評価を得ているのは周知の事実だ。

高い基本性能を司るDAIWAテクノロジーもふんだんに搭載!

上記のハイパードライブデザイン以外にも、NEWタトゥーラはDAIWAが誇るテクノロジーがふんだんに盛り込まれ、さらに進化している点もある。

― TWS

安定の飛びとトラブルレスを実現するTWSは3代目にももちろん搭載。初代からも定評のあるターンアラウンド式TWSは、クラッチのON/OFFでT型レベルワインドが前後に半回転してキャスト時には大開口部からストレスなくラインを放出。飛距離はもちろん、コントロール製にも優れ、フォールも早くバックラッシュも少なくなる。

― 超々ジュラルミン製スプール

前作は高強度アルミ製スプールであったが、今作は20タトゥーラSV TWと同じ、超々ジュラルミン製スプールへとチェンジ。スプールレスポンス向上し、5g程度の軽量ルアーのキャスタビリティもアップしながら、約4ozクラスのビッグベイトも含めたハードルアーにおいても安定した遠投性能を実現する。

― マグフォースZブレーキ

スプールはマグフォースZのスプールを搭載。スプール回転数に応じて遠心力で滑らかにスライドするインダクトローターが初速ピーク時のみブレーキをかけバックラッシュを抑え、後半は飛距離のもうひと伸びへと繋ぐ。

― ゼロアジャスター

メカニカルブレーキの誤作動を防止する独自の機構であるゼロアジャスターを搭載。ガタの出ない程度に一度設定すれば再び触る必要はなく、スプールの回転製はマグダイヤルのみで制御できる。

― UTD(アルティメットトーナメントドラグ)

ドラグ効き始めの初期の食い付きを解消し、スティック(ムラ)のない滑らかさを実現しながらも、締めれば締めるほど効く最大ドラグ力を兼備するDAIWA独自のドラグシステム。

― 90mmハンドル

ハンドルは巻きに優しい90㎜アルミ製クランクハンドルにハイグリップI型パワーノブ搭載。巻きだけでなく撃ちにも最適なオールマイティーな組み合わせだ。

キニナル「くぼみ」の」理由とは!?

24タトゥーラの前作と違う点として、すぐに気づくのがボディフレームのデザイン。スプールの両側、パーミングする位置が窪んでいるがわかる。

この理由はDAIWAバスフィッシング公式YouTubeチャンネル「DAIWA BASS【Project T JAPAN x USA】」でも日本を代表するバスアングラー、並木敏成さんや北大祐さんが語っているが、以前はフラット気味のデザインであったが、窪みができることにより、パーミングの際に親指を置く場所が固定される。そのためリーリング、ファイト時なども左右にブレることなく安定した動作が可能となる。

高い基本性能に、ハイパードライブデザインによる耐久性と巻きスムーズさもアップしたNEWタトゥーラ。巻物から撃ち、さらにはビッグベイトなどにも対応する超ハイスタンダードリールは国内だけでなく、海外でも確実に実績を積むことだろう。

発売は2023年12月を予定。実釣模様は下記【Project T JAPAN x USA】動画をチェックすべし!

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