第6回WLAフォーラムは世界的な科学協力への強い呼びかけで閉幕

第6回World Laureates Forum

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【上海2023年11月9日新華社=共同通信JBN】「Science Leads Transformation(科学が変革をリードする)」をテーマとした第6回World Laureates Forum(世界受賞者フォーラム)は、世界中の科学者に対し、より回復力のある未来に向けて団結し、科学改革の先頭に立つことを促す力強い呼びかけで閉幕しました。

3日間のイベントには、ノーベル賞、チューリング賞、ウルフ賞、その他多くの権威ある科学賞の受賞者を含む、25カ国・地域の300人を超える知識人が集まりました。

国際関係や環境破壊を含む、ますます複雑化する地球規模の課題に特徴付けられる世界を背景に開催されたこのフォーラムは、さまざまな研究分野の科学者間の橋渡しを行い、オープンな対話とアイデアの交換を通じて科学とイノベーションへの重大な影響に対処し、インスピレーションを刺激し、現実的な解決策を提案することを目的としました。

主要なWLA Life Science Forum(WLA生命科学フォーラム)、WLA Intelligent Science Forum(WLAインテリジェント科学フォーラム)、およびWLA Zero Carbon Forum(WLAゼロカーボンフォーラム)では、世界の受賞者と学者が、差し迫った地球規模の問題に対処するための適用可能なソリューションに向けた各分野の変革について議論しました。

WLA Young Scientists HUB(WLA若手科学者ハブ)は、100人を超す若手科学者が新しい発見を共有するために特別に設立された新たなプラットフォームの1つで、最もエキサイティングな議論が行われました。

注目を集めたWLA SHE Forum(WLA SHEフォーラム)では、非常に感動的かつ刺激的な瞬間が何度もあり、より多くの女性が科学的大望を果敢に追求するよう促しました。

60人の世界の受賞者がWLA Mobius Forum(WLAメビウスフォーラム)でフリースピーチを行い、より良い未来に向けて科学教育を変革する展望を分析し、明示しました。2014年のノーベル生理学・医学賞受賞者で、ノルウェー科学技術大学Kavli Institute for Systems Neuroscience(カブリ統合神経科学研究所)の創設所長兼同大ニューロコンピューティングセンターの共同所長であるエドバルド・モーセル(Edvard Moser)氏によると、メビウスの輪のように、科学教育は生涯を通じてすべての人に届く必要があります。

特に、第6回WLAフォーラムのメディア露出の合計は10億回以上に急増し、世界中のオンライン視聴回数は約400万回に達し、1万人を超える参加者が集まりました。

1991年のノーベル生理学・医学賞受賞者でMax Planck Institute for Multidisciplinary Sciences(マックス・プランク学際科学研究所)所長兼科学会員のエルヴィン・ネーアー(Erwin NEHER)氏は「私たちが現在直面している問題の多くに解決策を提供できると確信しています」と述べました。

2015年のMacArthur Fellow(マッカーサーフェロー)で、カリフォルニア大学バークリー校(UCバークリー)のエネルギー部門S.K. and Angela Chan Distinguished Chair(特別招聘教授)および化学教授である楊培東(ペイドン・ヤン、Peidong Yang)氏は、地球規模の問題に対処するための科学協力の重要性を強調しました。

第6回WLAフォーラムは、World Laureates Association(世界受賞者協会)とChinese Association of Science and Technology(中国科学技術協会)が主催し、Parkland Foundation(鵬瑞公益基金会)が共催します。

第7回WLAフォーラムは2024年に開催され、2024年のWLA賞のノミネートは間もなく開始されます。

ソース:World Laureates Forum(WLA Forum)

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