スペイン紙記者、ソシエダで評価を上げる久保建英とバルサFWを比較「タケ・クボの方が……」

写真:レアル・ソシエダで躍動する久保 ©Getty Images

スペイン紙『マルカ』のナチョ・パレンシア記者が、レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の安定したパフォーマンスを評価した。

今季も、レアル・ソシエダの中心選手として活躍する久保。今季はここまで公式戦15試合に出場して、5ゴール3アシストをマークしている。

以前所属していたマジョルカやビジャレアル、ヘタフェなどではパフォーマンスの波を指摘されることもあったが、今の久保は試合に出場すれば高い確率で違いを生み出すことができている。パレンシア記者は、“ある選手”の存在を挙げて久保の安定性を評価した。

「タケ・クボは、ジョアン・フェリックスよりもサッカー界で多くのことを成し遂げている」

「J・フェリックスはとても素晴らしい選手だが、ここ数年は伸び悩んでいることも事実だ。彼には一貫性がほとんどなく、ある瞬間にのみ輝くような選手になっている」

今夏にバルセロナへとローン移籍で加わったJ・フェリックスは、母国ポルトガルの名門クラブであるベンフィカに在籍していた当時、そのきらびやかなプレースタイルから“神童”ともてはやされた。だが、2019年にアトレティコ・マドリードへと移籍すると、ディエゴ・シメオネ監督の志向するスタイルと合わず、徐々に輝きを失っていくことに。昨季はチェルシー、今季はバルセロナにローン移籍し、たしかに非凡な才能を見せてはいるものの、パレンシア記者が指摘するとおり、その活躍は限定的なものとなっている。

久保も、ローン移籍先で思うような活躍ができない時期もあった。レアル・ソシエダという真価を発揮できる場所を見つけたことが、久保のキャリアの大きな転換点となるのは間違いなさそうだ。

© 株式会社SPOTV JAPAN