アレックス・マルケスがプラクティス首位。タイトル争い展開中のマルティンは2番手、バニャイアは8番手/第18戦マレーシアGP

 11月10日、2023MotoGP第18戦マレーシアGPの初日がセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、プラクティスをアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)がトップで終えた。

 マレーシアGPでは、2023年スーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオンのアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング)がワイルドカードとして、また、イケル・レクオーナが右足骨折から回復中のアレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)の代役として参戦する。元MotoGPライダーで現SBKライダーであるバウティスタとレクオーナのふたりがエントリーするグランプリとなった。

 フリープラクティス1は、気温31度、路面温度42度のドライコンディション。序盤はアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)、2番手にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、そして3番手にはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が続く。

 残り時間10分になるとフランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)、アウグスト・フェルナンデス(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)が上位に浮上し、さらにファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が2番手につけた。

ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)/2023MotoGP第18戦マレーシアGP

 その後、マルティンが1分59秒513を記録してトップに立つ。マルティンはこのタイムでフリープラクティス1をトップで終えた。2番手はアレックス・マルケス、3番手は終盤に自己ベストを更新したヨハン・ザルコ(プリマ・プラマック・レーシング)だった。

 一時トップだったモルビデリは4番手、クアルタラロは5番手。フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は15番手、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は17番手、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は21番手だった。

 午後のプラクティスは気温33度、路面温度44度のドライコンディションで始まった。セッション前半にトップに立ったのはマルティンで、2番手はアレックス・マルケスというフリープラクティス1のトップ2で、3番手にマルク・マルケスがつける状況である。

 セッション終盤、アレックス・マルケスがトップに浮上。残り時間1分、マルティンがアレックス・マルケスのタイムを上回ったが、最後のアタックでアレックス・マルケスが再びトップに立ち、プラクティスを1番手タイムで終えた。

 2番手はマルティン。3番手はジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)で、4番手はビンダーというKTM勢が続き、5番手はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)だった。

 クアルタラロは7番手、バニャイアは8番手でQ2へのダイレクト進出を決めている。マルク・マルケスは15番手、中上は21番手でQ1からの予選となった。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.itレーシング)/2023MotoGP第18戦マレーシアGP

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