「禁止行為にあたると認識していなかったはずはない」町長が地元神社に寄付 町民有志が公選法違反の疑いで告発(愛媛・久万高原町)

愛媛県久万高原町の河野忠康町長が、地元の神社に100万円を寄付していた問題で、住民らが10日までに河野町長を公職選挙法違反の疑いで警察に告発しました。

9日、警察に告発したのは久万高原町の町民有志で、告発状によりますと河野町長がおととし、町内菅生にある三島神社へ修繕費名目で100万円を寄付したのは、公職選挙法違反の疑いがあると指摘しています。

公職選挙法では、政治家による選挙区内での寄付を禁止していて、河野町長は先月の会見で、次のように述べていました。

(河野町長)
「肝心の公職選挙法が、頭からすっぽり抜けていた」

しかし、告発した住民は「河野町長はこれまでに衆議院議員秘書や県議を務めていて、寄付が禁止行為にあたると認識していなかったはずはない」と主張しています。

河野町長によりますと、寄付した100万円は神社から返還されたということで、町長は「警察から連絡が来ていないのでコメントできない」と話しています。

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