作況1ポイント改善、平年並み 猛暑で予想収穫量減

 農林水産省は10日、2023年産のコメ(水稲)の全国の作況指数(平年=100)が、10月25日時点の調査で「平年並み」の101になるとの見通しを発表した。100としていた9月25日時点の前回調査から1ポイント改善した。九州などで天候に恵まれ、コメの粒が大きく育ったことなどがプラスに寄与した。

 主食用米の予想収穫量は661万トンで、前回調査から1万4千トン減少し、過去最低を更新すると見込んだ。猛暑による高温障害などで基準に満たないコメが増えた。22年産に比べると9万1千トン減る見通しだ。

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