岡山県内 コロナ入院者2週連続増 直近1週間85人 重症者はゼロ

 岡山県は10日、直近1週間(10月30日~11月5日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。入院者数は85人と前週(10月23~29日、78人)から約1割増加し、2週連続での増加となった。

 入院者数は前々週(10月16~22日、71人)まで7週連続で減り続けていたが、前週から増加に転じていた。このうち重症者は前週と同じくゼロだった。

 新たな医療方針に基づく感染レベルは、専用病床の確保を必要としない「段階0」を維持した。10月中は経過措置として段階1の30床を確保していたが、11月1日からゼロとしている。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は202人(前週209人)。1医療機関当たりは2.40人(2.49人)で8週連続で減少した。年代別で見ると80代以上が34人(25人)と増加が目立っている。

 県保健医療部は「昨年は11月から感染者が増え始めた。冷え込んで体調を崩しやすい時季でもあり、基本的な感染対策を継続してほしい」としている。

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