サウジ方面が関心を示すヴァラン、テン・ハフ監督は1月の売却に難色

写真:サウジアラビアからの関心が報じられているヴァラン

2021年夏にレアル・マドリードから4100万ポンド(約76億50万円)の移籍金で加入しながら、フィットネスの問題が相次いでなかなか継続的に力を発揮できていないフランス代表DFラファエル・ヴァラン。それでもエリック・テン・ハフ監督は、彼に対して信頼を寄せているようだ。

イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』によると、ヴァランに対してはサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが関心を寄せており、1月の移籍マーケットで獲得に乗り出すと見られているという。

ヴァラン自身、マンチェスター・ユナイテッドとの契約は2025年6月30日までとなっており、週給は34万ポンド(約6290万円)と報じられている。しかし度重なるケガに苦しんでおり、クラブ側が費用対効果を考えて売却を考えていても不思議ではない。

しかしテン・ハフ監督は、いまだにヴァランをセンターバックのファーストチョイスとみなしているようだ。現状ではイングランド代表DFハリー・マグワイアと北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンズがセンターバックを務めることが多いものの、ヴァランのコンディションが万全であれば彼を起用したいと考えている模様。

また、マンチェスター・ユナイテッドでは現在、スウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフやアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、イングランド代表DFルーク・ショーと最終ラインにケガ人が相次いでおり、テン・ハフ監督はそういった事情もあってヴァランの放出には難色を示しているようだ。

また、マンチェスター・ユナイテッドはクラブ・アメリカに所属するウルグアイ代表DFセバスティアン・カセレスに関心を示している様子。600万ポンド(約11億1030万円)から1000万ポンド(約18億5060万円)という格安の移籍金で獲得できるため、プレミアリーグの複数のクラブが関心を示しているようだが、仮に獲得に成功し、ヴァランも残留することになった場合は、最終ラインに厚みを持たせることが可能になる。

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