財務相「自覚持ち説明を」 神田副大臣の税金滞納問題

 鈴木俊一財務相は10日の持ち回り閣議後の記者会見で、税金滞納問題で野党が神田憲次財務副大臣の辞任を求めていることに関し「今日の時点では、まずは国民から税金を納めてもらう財務省の副大臣として自覚を持って説明を尽くしてもらいたい」と述べた。

 開会中の臨時国会では、国に提出する決算書類の「四半期報告書」を廃止して決算短信に一本化することを柱とした金融商品取引法改正案が議論される見込み。金融庁が所管する法案で、神田氏の問題が国会審議の進行に影響を及ぼす可能性もあるが、鈴木氏は「なるべく早期の審議入りを希望している」と述べるにとどめた。

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