性被害防止へ助産師と連携 岩手県警と県立大、相談室開設

性被害防止の相談室開設に伴う調印式に出席した、岩手県警と岩手県立大などに所属する助産師ら=10日午後、盛岡市

 岩手県立大と岩手県警は10日、未成年の性被害防止に向けた相談室「トークルーム~anone~」を盛岡駅前の同大キャンパスに開設した。主に県内の性に関する悩みを抱えた未成年者や保護者が対象で、同大看護学部などの助産師6人が相談に乗る。警察と助産師の連携は全国的に珍しい。

 相談室は予約制で男女問わず利用できる。助産師が生殖の専門知識を生かして妊娠や出産、性感染症など性に関する正しい情報を提供。性被害の防止や、健康的な性行動選択につなげる狙い。「性病にかかっていないか心配」「これってデートDV?」などの悩みに対応するという。

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