人生初の“珍バーディ” 小祝さくら「邪魔して申し訳なかった」

櫻井心那(左)と同組でプレーした小祝さくら(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日(10日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6741yd(パー72)

山下美夢有、櫻井心那との注目組で、午前10時に1番からスタートした小祝さくら。4番で1つ目のバーディを奪うと、続く5番(パー5)で8m、6番でも8mのバーディパットを沈めて3連続。快調にスコアを伸ばして前半を終えた。

後半は10番をボギーとしたが、13番(パー5)、14番で連続バーディ。この日2度目の3連続バーディがかっていた15番(パー5)で、トラブルが起きた。

「ボールが滑った」と雨の中、ティショットを大きく右に曲げると、ボールは木に当たってさらに右へ。隣接する16番グリーンのカラーに止まった。

パッティングに助けられた一日(撮影/奥田泰也)

15番グリーンまでの飛球線上にテントがあり救済を受けられたものの、2打目はUTで15番ホールに戻しただけ。それでも、152ydの3打目でグリーンを捉えると、9mのバーディパットをねじ込んだ。

「本当にラッキー。2打目(地点)に行ったときは『どうなるんだろう』って感じでしたけど。他の組が(16番の)グリーンでプレーされていたので、邪魔してしまって申し訳なかったです…」。人生初、隣ホールからの“珍バーディ”だった。

「66」で3位発進(撮影/奥田泰也)

最終18番でも7mを沈めてバーディ締め。「長い(パット)のが入ってくれたので、そういうのが大きかった」と7バーディ、1ボギー「66」で終えた一日を振り返った。

首位の三ヶ島かなと2打差の3位発進を決めたが、2日目以降の不安要素がひとつ。「寒いのが苦手なので、服も着込んでしっかり対策して臨みたい」。気温の低下が見込まれる週末に備える。(千葉県長南町/内山孝志朗)

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