オリックス山本ら日本勢に追い風 大リーグ移籍市場で先発需要高騰

左からオリックスの山本由伸、日本ハムの上沢直之、DeNAの今永昇太

 【スコッツデール(米アリゾナ州)共同】米大リーグの今オフの移籍市場で、先発投手の需要が高まっている。アリゾナ州スコッツデールで9日に全日程を終えたGM会議で球団幹部らが相次いで言及。オリックスからメジャーに挑戦する山本由伸ら日本勢に追い風となりそうだ。

 ジャイアンツのザイディ編成本部長は「150~200回を投げられる選手は非常に貴重で、価値がある」と指摘。ツインズからFAになった前田健太の代理人のボラス氏も「10球団以上が先発投手の獲得に関心がある」と強調し、エンゼルスからFAとなった大谷翔平が右肘手術を受けて来季は投げられないことも需要増に拍車を掛けているとの見方を示した。

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