がんと診断された私がおかした3つのミス 両側乳がんになりました218

私のやらかしてしまった3つのミス

患者になった瞬間に私がやってしまった3つの間違い、のお話。

①オット(夫)との関係

②乳がんだった母への伝え方

③仕事先にいえなかった

私も思い込んでいましたし、相手もそう”普通”思うだろうと。

これがやらかしの原点。

『思い込みと思い込みのすり合わせ』が大事、とでもいいましょうか・・・。

まずひとつめはオットとの関係。

夫とは事実婚でございまして、別姓です。

男女別姓推進派なのですがちっともこれには近づきませんね。

名前も仕事上変えられないし、パスポート名も変えられない。

バツイチでこれ以上は・・ということと長女だったり、持ち家だったり、いろいろできない事情が重なりまくってます。

なので、別に法律で縛られていないので別れるのなんて簡単なわけです。縛られる必要はない。

オットは離れていくだろうと思っておりました。

でも彼は違った。

健康診断でほぼほぼがんだ、と言われた瞬間にLINEをした私。

『やることやるしかないじゃん』

この言葉に救われた。私、LINEのボタン押すのに躊躇したし・・・。悩んだし・・・悩まずよかったのです。

さらに、眠れない日が続いた私。

眠れないのは私だけではなく。会社にも親にも言えないところを彼にだけは伝えたことになり、同時に彼を悩ませてしまった。

不安だけが募る。ネットでいろいろ調べてしまう。また寝られないのループ。

両側なんて調べたって出てこない。ありえるのか、と。

ごはんも食べられない。でも普通に仕事はしなくちゃいけない。夜が長い。

別に私ひとり放置しても構わないと伝えたこともある。そんなに自分事のように眠れないのは申し訳ない、と。

でも彼は私をひとりにはしなかった。

ぽつりといった、『行きたいところある?』

そう、彼は言うのだ、一緒に旅に出ようと。

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