佐津川愛美主演「サブスク不倫」トークイベント開催。草川拓弥の愛称呼びに堀夏喜が「キュンとしました」

MBSほかのドラマ特区「サブスク不倫」(木曜深夜0:59)の完成披露トークイベントが行われ、主演を務める佐津川愛美、共演の草川拓弥(超特急)、堀夏喜( FANTASTICS from EXILE TRIBE)、木村了が登壇した。

「サブスク不倫」は、安全な不倫ができるサブスクリプションサービスがあったなら…という異色の設定から始まるWEBTOON発の話題作をドラマ化。不倫など考えたこともなかったごく一般的な主婦が、ほんの少しの興味から始めたサブスク不倫サービスの沼にハマって行く、斬新で刺激的なストーリーが大きな反響を呼んだ。LINEマンガ登場開始早々、恋愛ジャンル1位、総合ランキング2位を獲得。安心安全な夢のサービスの疑似体験の先に、心底ゾッとする展開が待ち受ける、スリル満点の“沼”サスペンスだ。

サブスク不倫にハマる専業主婦で結婚3年目の主人公・鳥山未知留を佐津川が演じ、未知留がアプリで出会う年下のカメラマン・淳弥役を草川、同じく未知留が出会う不倫相手で大手病院グループの跡取りである副院長・剣太郎役を堀、未知留の夫・鳥山蒼役を木村が務める。

佐津川は「お話をいただいた時に、不倫ものではあったのですが、監督や脚本家の方が女性目線で描きたいとおっしゃっていて、不倫ものの作品が多数ある中で、一つの選択としてありだなと思いました。このドラマは不倫を肯定するのではなく、未知留がサブスク不倫の沼にハマっていく様子を、女性目線でしっかりと描いています。タイトルや内容からセンセーショナルな部分が切り取られがちですが、キャラクターの心情をぶれずに描こうとみんなで一緒に作ることができました」と胸を張る。

草川も「淳弥はカメラが趣味で、未知留を撮影したりするのですが、プライベートでもフィルムカメラで写真を撮るのが趣味なので、共感できる部分はありました。今までは実年齢よりも若い役柄をいただくことが多かったけれど、30歳に近づく中で年相応の大人目線の作品に関わることができるのがうれしかったです」と喜びをにじませた。

堀は「自分とかけ離れた役だったので、イメージを膨らませて妄想の中で想像して演じました。撮影もチャレンジすることばかりで、この役柄でなければ感じられない気持ちを感じることもできて、刺激的な撮影期間でした」と充実した表情を見せる。

木村は「不倫の理由を分かりやすく描かず、サブスク不倫というものが日常的にあることを浮き立たせられるよう、リアルを意識して演じました。自分としてはお仕事に一生懸命で真面目な男として演じていますが、出来上がった作品を客観的に見てみたら…まあまあのクズでしたね」と率直な感想を口にし、笑いを誘った。

撮影では、木村と仲良くなりたかったが、ほとんどシーンが重ならず、距離を縮められずに残念だという草川。撮影中は、佐津川は「さっつん」、堀は「なっちゃん」とあだ名で呼んでいたが、木村にはなかったという話になると、木村が「今日から了ちゃんで!」とアピール。堀の雰囲気が面白いと興味津々の木村は、家の中での撮影で控室が一緒になった時、気まずそうにしながら部屋を出ようとする堀を捕まえて何かと話しかけていたそうで、一緒にいた佐津川はその様子が「ちょっと怖かった(笑)」と指摘した。

また、草川と堀は互いに人見知りで、初対面の日にSNS用の動画などを撮影した時はぎこちなかったのだとか。しかし、撮影終盤には草川から「なっちゃん」と愛称で呼ばれ、キュンとしたという堀。草川の距離の詰め方を「ずるいと思いましたね。沼っちゃいます」と照れた様子。一方の草川は、会見前のエピソードとして、肩にかけながらあいさつされたことを伝え、「ナチュラルにボディータッチをされて、そんなことができる子だったんだ!」と驚いたとコメント。堀は「キュン返ししようと思って、意識して楽屋に入りました」とニヤリと笑った。

サブスク不倫にハマる主婦の姿を描いた内容にちなんで、それぞれの“沼キュン”を発表。木村は「柔術沼」と言い、「体はもちろん、技のかわし方とかで頭も使う」と、柔術の魅力を熱弁するも「柔術歴は…2、3カ月」と苦笑い。「サッカー沼」という草川は「海外のサッカーを見るのが好き。時差の関係で夜遅くから試合が始まったりするので、週末に試合がある場合は、夜9時から朝5時まで見たりする」と熱心なファンであることを明かした。

佐津川は「野球沼、というか野球にハマりたい」と話し、「野球好きなおいっこのために野球沼にハマりたいけれど、ルールが分からない。沼にハマりたいけれどハマれない」と告白。堀はイラスト付きで「芋沼」と明かし、「僕はサツマイモが大好きで、撮影中は佐津川さんとイモの話しかしていない。撮影最終日は焼きイモを2人で半分こしました。干しイモを買うくらい、それだけイモ好き」とイモへの愛を述べた。

そんなイモ好きの堀は、共演者を“沼キュン”させている様子。佐津川は「半分ずつ分けた焼きイモが、私的にはおいしくなくて、あげた時に『あまりおいしくないかも』と伝えたんです。そうしたらなっちゃんは『うーんおいしい! 昔ながらの素朴な味がする!』と言いました。そういう変換の仕方が優しくて愛されポイント。私はネガティブに言ってしまったのに…」と、堀のポジティブな姿勢に感心していた。

さらに、「課金したいサブスク」について質問が。「デュフューザー」を挙げた堀は、自分で選ぶと決まった香りになりがちなので、「毎月3000円ぐらいでいろいろな香りが届いたらうれしい」と説明。「飛行機」と答えた佐津川は、「飛行機の乗るが好きなので、フライトに悩まなくていいように行先まで決めてほしい」とコメント。

草川は「美容アイテム」に課金したいそうで、「美容ものは値段が高いものの、自分に合わない可能性もあるし、試供品一つでは実際の効果までは分からないので、いろいろなものが試せたらうれしい。返品もできたらいいですね」と納得の理由を語った。そして、「身代わり」と回答し、「仕事に行きたくない時に身代わりが行ってくれたら…」と話した木村には、堀が「『柔術』と『身代わり』とか、何かと戦っていますね」とツッコんでいた。

イベントの最後には、木村が「夫婦間はリアルに最後まで演じたので、夫婦の関係がどうなっていくのかという部分にも注目しながら見てほしいです」、堀が「サブスク型の不倫サービスというフィクションと、それに関わる人たちの人間味ある部分が混ざり合って、絶妙なリアリティーとドラマのはざまがあると思うので、自己投影しながら見てもらえたら」と、見どころをアピール。

草川は「『サブスク不倫』というお話ですが、衣装合わせの時に監督が、もしかしたら将来現実に起こり得ることかもしれないとおっしゃっていたのが印象的で、それを聞いた時にすごくワクワクしたんです。実際にできるかもは分かりませんが、僕たちが何か先駆けて、そういう作品を描いているという事実にワクワクしましたし、僕もすごく気合の入った撮影期間を過ごしたので、ぜひ最後まで見届けてほしいです」と力を込めた。

佐津川は「内容、そしてタイトルに負けないようそれぞれのキャラクターたちの心情も軸を持ってぶれずに描けるように、細かく丁寧に撮影を重ねました。『サブスク不倫』という一つの作品がセンセーショナルな部分だけではなく、しっかりとした内容も伴っているドラマになっているのではないかと思っています。皆さんに楽しんでいただけたら幸いです」と呼び掛けて締めくくった。

なお、「サブスク不倫」は、テレビ神奈川(木曜午後11:30)、チバテレビ(11月10日スタート 金曜午後11:00)、とちぎテレビ(11月16日スタート 木曜午後10:30)、テレビ埼玉(11月16日スタート 木曜午後11:30)、群馬テレビ(11月16日スタート 木曜午後11:30)でも順次放送。TVer、MBS動画イズムで1週間の見逃し配信をする。

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