マドリーデビューが遅れるギュレル、三度負傷で少なくとも1カ月離脱

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーは10日、トルコ代表MFアルダ・ギュレルが右足大腿四頭筋に軽い肉離れを負い、全治1カ月になると発表した。

“トルコのメッシ”との異名を持つ逸材MFは今夏、フェネルバフチェから加入。しかし、プレシーズン期間中に右足の違和感を訴えた同選手は、8月半ばに右ヒザ内側半月板損傷の手術を受けていた。

その後、9月中旬にチームトレーニングへ復帰を果たしたが、同月26日に左足大腿直筋を負傷。今月5日のラージョ戦で初のベンチ入りを果たし、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ブラガ戦でもベンチ入りと、デビューへの期待が高まっていた。

ところがバレンシア戦を前日に控えたトレーニング中に負傷。マドリー加入後、3度目の負傷でまたもやデビューが遅れることになってしまった。

カルロ・アンチェロッティ監督は「残念ながら負傷してしまった。ブラガ戦前までは何ともなかった。深刻なケガではないが、負傷が彼を悩ませている。プレーしたいと思っていたから落ち込んでいる。ただ、これまでのケガが再発したわけではないし、回復するための時間は十分にある」

「彼はチームに貢献したいと思っている。そんな中での負傷は常に耐え難いことだ。チームメートが試合に出ているのをただ見ていることしかできない。それは悲しいことだ。我々は彼をサポートするし、復帰を急がせない。彼の未来はここにあるのだからね」と度重なる負傷を強いられることになったギュレルを思いやった。

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