「め組の大吾 救国のオレンジ」榎木淳弥、八代拓、佐倉綾音が消防署の一日救助隊長としてロープ渡過と放水訓練を体験

日本テレビ系で放送中のアニメ「め組の大吾 救国のオレンジ」(土曜午後5:30=読売テレビ制作。一部地域を除く)で声優を務める榎木淳弥、八代拓、佐倉綾音が、東京消防庁武蔵野消防署の一日救助隊長に任命された。「秋の火災予防運動」を期に任命されたもので、火災予防についての広報活動を委任されると、 実際の特別救助隊も行うロープ渡過訓練と放水訓練を体験した。

曽田正人氏と冨山玖呂氏による「め組の大吾 救国のオレンジ」は、シリーズ累計1400万部超えの「め組の大吾」完結から20年、伝説の消防官・朝比奈大吾の熱き魂を引き継ぐ、若き3人の消防官の成長物語を描く。救助のために強烈な自己犠牲を見せ、口数は少ないが、人一倍熱い思いを持っている主人公・十朱大吾役を榎木、大吾のレスキュー研修の同期・斧田駿役を八代、中村雪役を佐倉が務めている。

11月4日の放送では、大吾の過去が明らかになった。狭い場所で救助を行うため、自ら肩を外して現場に侵入するなど、“尋常ではないほどの救助へのこだわりを見せる大吾。その背景には、大吾が子どもの頃、あることをきっかけに叔母の家に預けられ、名前を変えて生きてきたことが判明。火災や災害の現場をリアルに描き、毎週「息するの忘れる…!」「30分があっという間!」と、固唾(かたず)を飲んで見守る視聴者の声がSNSにあふれている。

9日の午前、武蔵野消防署の一日救助隊長に任命された榎木、八代、佐倉。“命を懸けて命を救う現場”を全力で演じており、3人を代表して意気込みを聞かれた榎木は「本日、一日救助隊長をさせていただけるということなので、しっかりと体験して、今後の防災意識を高められたらなと思います。けがに気を付けて、しっかりと任務を果たせればと思います」と語った。

ロープ渡過訓練を体験した榎木は「救助隊員の方たちがスルスルとやっているの見て、自分もやれるんじゃないかと思っていましたが、(実際にやってみると)自分の態勢がどうなっているのかも分からなくて、腕がパンパンで、最後は自力で(ゴールの)台に上がれませんでした。今後のアフレコにも生かせる貴重な体験をさせていただきました」、八代も「感覚がないから今自分がどの地点にいるのかも分からなくて。熟練された方たちのすごみをやってみて感じました」とそれぞれ感想を述べた。

佐倉は訓練挑戦途中で、救助を呼ぶ場面も。「実際に駆け付けてきてくれた時の安心感たるや…! すさまじいスピードで救助されて、これはこのオレンジが見えた瞬間やっぱり安心するなと、ひしひしと感じました」と、実際の特別救助隊や消防官らの努力に思いをはせた。

榎木は、放水訓練を終え、「水の勢いがすごくて、腕の力が必要でした。実際にあの炎の先に人がいると思うとパワーが湧いてくるのかなと思いました」と水圧の大きさに驚いた様子。八代と佐倉は背負っているボンベの重さにも触れ、「ボンベの重さもあって、(水圧で)体が後ろに持って行かれる感じがしました」という佐倉に、八代が「大丈夫?」と気遣うと、「正直限界です!」と佐倉。正直な佐倉の反応に和やかな笑いが起こりつつ、あらためて消防官たちの鍛え上げられた強靭な肉体への敬意を感じる体験となったようだ。

「め組の大吾 救国のオレンジ」 第7話は、本日11月11日放送。第6話は、TVerで見逃し配信中の ほか、Hulu、Lemino、アニメタイムズchで先行配信中。

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