1000万円上限に出資も検討 上智大学がスパークス・グループとアントレプレナーシップ養成講座を開講

上智大学では、スパークス・グループ株式会社の協力のもと、アントレプレナーシップ養成講座を開講する。全学部生の希望者を対象に2023年11月~12月にかけて全7回を予定し、魅力的な起業アイデアにはスパークス社が1,000万円を上限に出資を検討するなど、起業を目指す学生たちのチャレンジを後押しする講座となっている。

スパークス・グループは独立系運用会社としては日本で初めて上場し、世界のファンド評価機関からも高い評価を受けている。今回のアントレプレナーシップ養成講座では同社のベンチャー投資担当者がメンターとして学生たちを指導。学生たちは起業家精神を体系的に学び、投資やファイナンス、マーケティングの基本についても理解を深める。また、起業経験者との対話の機会や、事業計画・販売戦略の立案など起業アイデアの具体化プロセスを体感するプログロムにも取り組む。アントレプレナー教育に取り組む大学は増えているが、本講座は魅力的なアイデアには実際に1,000万円を上限に出資を検討するなど、本気で起業に取り組む学生を具体的に支援する体制を整える。

本講座は、起業に関心をもつ学生の自主参加を基本とする講座で、単位を付与する授業科目ではない。理系を含む全学部が1つのキャンパスにまとまっている上智大学において、さまざまな専門分野を持ち、学年も異なる多様な学生たちが「起業」という共通の関心を持って講座に参加することで、斬新なアイデアの創出が期待される。

参考:【上智大学】起業プロセスを体感できるアントレプレナーシップ養成講座を開講します

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