膝内側側副靱帯損傷で6週間ほど離脱することになったセルティックFW前田大然。
6日のCLアトレティコ・マドリー戦で退場にあったプレーで左膝を痛めてしまった。
セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督はあらためてあの判定に対して不満を口にしていた。
「先日はセルティックサポーターに同情したよ。
何百ポンドも支払ってマドリッドに試合を観に行く。
いい日になると思って試合に行ったら、20分ほどで選手が退場にさせられる。試合を完全に台無しするものだ。
そういうものが増えていると思う。待たされて、ぐずぐずする。
試合後にも言ったが、コンピューターゲームのようになっていると感じる。全てがスクリーンで評価される。これはサッカーではない。
これが続くのであれば、検討されなければいけない。
なぜなら、選手やサポーター、サッカー全体の観点から見て、これは我々が知っているサッカーでも我々が愛するサッカーでもないからだ。
VARがないイングランドのチャンピオンシップ(2部リーグ)の人間と話したが、彼らはそれをかなり楽しんでいるようだ。
彼らはミスが起きることを理解しているが、常にスクリーンを見ると試合の流動性を少し失わせることになる」
「良いところも多くあるが、非常に悪いところも多い。その価値があるのか否か、検討するべきものだ。
私はとても我慢強いほうなので、それが嫌になり始めた時はかなりのところまで来ている。他の監督たちも数年までは同じだった。
私は物事に時間を与え、どうなるかを見定めたい。どんなものもチャンスを与えるべきだからだ。サッカーをよくするために金が投資されているのであれば、あらゆるチャンスを与えなければいけない。
だが、サッカーを台無しにしているなら、検討しなければいけない。
もし今の私に尋ねるなら、(VARを)取り除く。絶対にだ。純粋なサッカーに戻すだろう。
人間がかかわれば、ミスは起きるものだ。誰もがミスをする。だが、我々がいま見ているものよりもそれを受け入れるだろう」
前田を退場にしたVAR判定で試合が台無しにされたと感じているようだ。
そのうえで、VARをなしで審判のミスを受け入れるほうがまだマシとも考えているとのこと。