ガザ病院攻撃への懸念相次ぐ 国連安保理

国連安保理が開いたパレスチナ自治区ガザの情勢を協議する緊急公開会合=10日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は10日、パレスチナ自治区ガザの情勢を協議する緊急公開会合を開いた。イスラエル軍による北部ガザ市の病院への攻撃を懸念する声が相次いだ。一方、米国とイスラエルはイスラム組織ハマスが病院を軍事拠点にし、医療従事者らを「人間の盾」にしていると主張した。

 アラブ首長国連邦(UAE)のヌセイベ国連大使は「イスラエルの攻撃が過度で残虐、非人道的なのは明らかだ」と非難し、ガザの封鎖をやめるようイスラエルに求めた。

 米国のウッド国連次席大使は、ハマスが病院の敷地内や周辺で武器と弾薬を保管していると強調した。

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