投球時に意識するポイントは? 元ヤクルト選手 沖縄・浦添市で野球教室

ピッチングフォームの手本を見せる元ヤクルト投手の五十嵐貴章さん=3日、ANAボールパーク浦添

 【浦添】元東京ヤクルトスワローズの選手による少年野球教室(県パチンコ・スロット協同組合主催)が3日、ANAボールパーク浦添(浦添市民球場)で開かれた。市内の14チームから83人が参加し、元プロから実践的なアドバイスを受けた。(浦添西原担当・比嘉直志)

 講師は元ヤクルト投手の五十嵐貴章さん(46)と元ヤクルト野手の中尾敏浩さん(40)。全参加者によるキャッチボールの後、投手と野手に分かれて練習した。

 五十嵐さんは投球時に意識するポイントを解説。「踏み出す足を地面に着けるときは重心が低くなるよう心がけて。肩をしっかり回すと腕の振りも良くなり、力のある球が投げられる」と強調した。

 野手はノックやロングティーバッティングで汗を流した。中尾さんは「打つときは、体重移動を意識しながら思い切り振って」と助言した。

 牧港マリナーズの大城遼平さん(12)=牧港小6年=はキャッチボール中に助言をもらった。「投げるときに、グラブを着けた左手の使い方を習った。コントロール良く投げる勉強になった」と笑顔を見せた。

バットを持ちバッティング時の注意点を教える元ヤクルト野手の中尾敏浩さん

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