障害者の就労移行支援をする事業所「GONJOB」が1日、岡山県津山市山下に開設された。地域で自立した生活を送れるよう、就職に向けたトレーニングなどのサポートをする。
「障害者が自分らしく働けるように手助けができる場所を県北に」という思いから作業療法士や介護福祉士、ジョブコーチら福祉関係者で立ち上げた。ビル1階部分約120平方メートルを改装し、訓練室はテーブルや大型モニター、キッチン設備なども完備し、パソコン作業や職業訓練をリラックスした雰囲気で取り組むことができる。
コミュニケーションスキルやビジネスマナーの習得、自己理解を深めるといった400種以上の多彩なトレーニングをはじめ、職場体験、就職活動、職場に定着後まで継続したサポートで利用者に寄り添う。
対象は18〜64歳で、身体、知的、発達障害、精神疾患のある人、働くことや就職に悩みや不安を持つ人など。定員は20人で、見学や体験利用も実施している。来春には就労継続支援A型事業所の開設も予定している。
同社の管理者・大成拓郎さん（40）＝岡山市＝は「障害者にも働くことをあきらめてほしくない。雇用に対する企業や地域住民の理解が深まってほしい」と話している。
問い合わせは、同事業所（TEL: 0868-20-1098）。受付時間は平日午前9時〜午後5時。HP（）やインスタグラムで情報を発信している。
